オーストラリア大学卒業後はどんな道がある?帰国、現地就労など8パターンを紹介

キャリアを考える人の写真

オーストラリアの大学留学を決断しても「でも、留学後は何ができるんだろう?」と迷ってしまう方が多いようです。

オーストラリアの大学は学費が高く経済的な負担も大きいですし、慣れない他国に住んで勉強するというのは簡単なことではありません。

そこで「本当にそこまでして大学留学する意味はあるのか?」と考えてしまう人も多いよう。

今回はオーストラリアの大学を卒業した人たちは実際どのようなキャリアを築いているのかをお伝えします。未来の自分を思い描いて、留学の目的をはっきりさせましょう。

※永住や就労ビザに関しては変更が多く、複雑な点が多いため一度ビザエージェントに相談することをおすすめします。

目次

オーストラリアの卒業ビザを取得して現地就労する

人気の高い選択肢は卒業ビザを取得し、現地就労をすることです。

卒業ビザとはオーストラリアで2年以上のコースを終了した学生が、一定期間オーストラリアに自由に滞在・就労できるというもの。卒業ビザにはGraduate work streamとPost-study work streamの2種類あり、学生が修了した学位によってどちらを取得できるか決まります。

大学を卒業した場合はPost-study work streamを申請することになり、この卒業ビザで滞在できる期間は2-4年です。地方の大学を卒業した場合はさらに1-2年が加えられることもあります。

このビザは永住権を取得するためのステップともされており、現地での就労経験を得たりビザのスポンサーとなってくれる会社を探すための期間を得ることができます。

永住権を目指していない人でも、現地で働いてみたいという方や卒業後にもう少しオーストラリアに留まりたいという方にはおすすめです。

オーストラリアでさらに別のコースに進学する

universitystudents

別のコースに進学するというのも多くの人が選ぶ道です。

大学で学んでみて、その分野をより追求したくなったら大学院に進むのもいいでしょう。さらに別の分野が学びたくなったという場合、卒業した学部が専攻したい分野と関連していなくても入学できる大学院コースもあります。

一度オーストラリアの大学で学んだ経験があれば、言語や教育システムにも慣れているため、どのコースでも学びやすくなります。
別のコースを始める際は新しい学生ビザやOSHCを更新する必要があるので注意しましょう。

オーストラリアでプロフェッショナルイヤーを終える

会計、工学、IT関連の学位を取得している場合、プロフェッショナルイヤーと呼ばれる1年間のコースを学ぶことができます。

コースの費用は8,000ドル〜15,000ドルほどで、コース内容は学部で学んだ内容の実践やオーストラリアで働く上で必要な知識・スキルの習得など。週末のみのコースもあるので、すでに就職が決まっている人は仕事とコースを両立することもできます。

大学を卒業してから現地就職しても、オーストラリア特有の労働環境・文化についていけず母国に帰ってしまう人は多いです。このコースを卒業することでそのギャップを埋め、オーストラリアの企業で即戦力として働くことができるようになります。

このコースの最大のメリットはコースを修了することで、永住権取得のためのポイントが5点加算できること。

ポイント制の永住権は競争率が激しく、5点が永住権を取得できるかできないかを左右することもあります。

大学卒業後に永住権取得を狙っている方は注目すべき選択肢です。

オーストラリアのワーキングホリデービザを取得する

大学を卒業した後でも、申請時に18歳から30歳までの方はワーキングホリデービザを取得することができます。

ワーキングホリデービザは12ヶ月の滞在と就労が可能で、同じ雇用主の元で最長6ヶ月まで就労することができます。(※コロナウイルスに対する措置として2022年12月31日までこの制限は撤廃)

さらに最長4ヶ月まで就学またはトレーニングも可能です。

大学を卒業した場合はより自由度の高い卒業ビザを取得できるため、ワーホリビザを選ぶ人はあまりいないようです。

しかし卒業ビザは基本的に一度しか申請できず、英語力やコース期間の条件もあります。卒業ビザを申請できなかった場合の第二のオプションとして考えてみてはいかがでしょうか。

オーストラリア国内を旅する

オーストラリアは世界的に人気な観光国の一つで、広大な国土に数えきれないほど魅力的なスポットが存在します。しかし大学にいる間は勉学やアルバイトで忙しく、大学のある都市からほとんど出ないまま卒業・・という学生も多いです。

そのため多くの人が卒業後に長い休暇をとり、自分のための時間を作ったりオーストラリア国内を旅行します。

この場合、さきほども述べた卒業ビザを申請するか、ETASやビジタービザ(subclass 600)などの観光ができるビザを取得することになります。

ETASやビジタービザを取得するための条件はパスポートを持っていること、オーストラリア国外にいることなどです。しかしこのようなビザでは就労はできません。

さらに卒業ビザの申請を考えている場合、コース修了後6ヶ月以内に申請する必要があり、申請の準備期間も必要です。休暇をしていたら申請できる期間が過ぎていたということがないようにしましょう。

日本に帰国する

一番多い道はやはり、日本に帰国するということです。

卒業後にやっぱり日本に住みたいと思った場合や、卒業後に滞在できるビザがない方などがこの道を選びがち。

実践的な英語力を身に付け、国際基準の専門知識を得た留学生は日本に帰っても様々な企業から重宝されます。さらに留学中は大変なことや辛い壁に直面することが多いですが、そんなことも乗り越えてきた経験はどこでも活かせます。

オーストラリアで長く生活していると、感覚を日本に戻すことが難しいという人もいますが、多くの留学生が外資系の企業に就職したり、起業をするなどキャリアを積んで成功しています。

オーストラリアを発つと決めたら、家具や大きな私物で売れるものは売って身軽で帰れるようにしましょう。さらに家や光熱費、銀行などの解約手続きや公的な手続き、料金の払い忘れなどがないようにしましょう。

他国に住む

オーストラリアでの生活に終止符を打って、他国での新しい生活をスタートすることもできます。他国でまた何かを学んだり、ワーキングホリデーの制度を使って働くことで、新たな経験や広い視野を持つことができます。

オーストラリアで取得した学位を活かして他国で就職するということも可能です。

オーストラリア生活を経験した後だから分かる他国の特徴や、離れてみて分かるオーストラリアの良さを見つけられるかもしれません。

オーストラリア留学に関する相談はKOKOSへ

オーストラリア卒業後について、イメージは持てましたか?

大学で学ぶうちに将来についての気持ちが変わったり、ビザのルールが改正されることもあるため、今すぐに道を確定するのは難しいですよね。

しかし留学を通しての目標を持つことで、勉強に対するモチベーションにつながり、素晴らしい留学生活が送れるはずです。

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