オーストラリアでツーリズムを学ぶ!

ツーリズム(旅行・観光)はオーストラリア最大の産業の一つですから、大学や専門学校はもちろん、大学院でもこの分野に力を入れている教育機関は非常に多く、特に専門学校でこの学科を持っていないところは珍しいくらいです。
専門学校では主に実務分野(ガイド、手配、リテール、ホールセール、企画など)を主に学ぶのに対し、大学ではそれらも含む場合もありますが、むしろ観光業 をマーケティングを中心に、ビジネス面から捉えたものになっています。マーケティング含めビジネスの基礎科目はおさえますが、専門分野として観光に特化し たビジネスを学んでいきます。
いずれにせよ実務的にはもちろん、学問の1つとしても確立されている点で、日本とは大きく異なるといえます。
専門 / TAFE 学校か大学か?
広 く観光業界に身を置いて仕事をしたい人は、専門学校への進学を考えるかもしれません。専門学校は卒業後に即戦力として働ける人材を育成する訓練機関です が、観光学を勉強するとひと口に言っても、ツアー・ガイドから手配業務、その中でも個人、団体、国内、海外の業務に分かれます。また、ツアー企画、マーケ ティングも観光学の一部です。各専門学校では、各自の希望分野に合わせたコース選択が可能です。
大学、大学院においては、基本は抑えつつもより企画色、イベント色、マーケティング色の強い分野を学ぶことになります。旅行会社が企画するような内容から、地方自治体や国、学校単位の修学旅行的なものや大きな企業の研修旅行が絡むようなものまで幅は広いといえます。
専門学校で学ぶことも、大学で学ぶことも、いずれも大事な分野ですから、本格的に学びたい方は組み合わせて勉強されています(その場合は専門学校から大学に編入するパターンです。このパターンだと理論と実践、現場と管理の両方をバランスよく学べます)。
ほとんどの方は「消費者」として旅行をされたことはあるでしょうが、提供者側の立場に立つと団体旅行含めて個人で楽しむ旅行とはまた違った側面があることを知ることができます。また、学問としてのTourismの考え方=無形のモノのマーケティングの考え方は、スポーツ・マーケティング、イベント・マーケティング、ホスピタリティーをはじめとするサービス・マーケティングにも通じます。
さ て、将来にどのようにつながるのかという点も気になるでしょうが、オーストラリアでの就職は、この分野は永住ビザ取得に直結していませんので難易度はかな り高いといえます。しかし観光に力を入れ、観光資源も豊富で実際に過去最高の海外からの観光客数を更新している日本でこそ、今後もますます需要が増えてい く分野の1つといえるでしょう。その際、企画する際などは英語は絶対に必要なものではありませんが、英語ができることは強力な武器になることも間違いありません。
オーストラリアのツーリズムを学べる大学 一覧
ツーリズムを学べる大学はいくつもありますが、ここではいくつかご紹介したいと思います。また大学でなくとも専門 / TAFEのサポートもしていますので是非一度お問い合わせください。
学科名 | 大学名 |
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Master of Tourism | モナッシュ大学 |
Master of Business - International Tourism and Hospitality Management | グリフィス大学 |
Master of Management in Tourism Management | シドニー工科大学 |
Master of Tourism | ラトローブ大学 |
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