日本の電化製品をオーストラリアで使うには、オーストラリアの高電圧に機器が対応しているか確認し、プラグの形を変換プラグで合わせる必要があります。
今回はオーストラリアの電圧やプラグの形について詳しくご紹介します。
変換プラグ/変換アダプター(Type A > Type O)は必須
オーストラリアと日本ではコンセントの形状が違うので、日本の電化製品を持っていく場合は、必ず変換プラグ(変換アダプター)が必要です。
日本のコンセントは、タテ型の穴が2つ横に並んだ形状( | | )でType Aと呼ばれるものです。アメリカなどでも同じものが使用されています。
一方、オーストラリアのコンセントの形状(プラグの形)は上写真のようにハの字型をしたOタイプです(海外ではType Iと呼ばれているので注意)。 プラグの先はOタイプとO2があり、Oタイプはハの字型のピン、O2タイプはOタイプに縦線のピンを入れた形です。お隣のニュージーランドでも同じ形状のコンセントが使われています。
縦線のないOタイプと縦線のあるO2は、どちらも同じコンセントに差して使えます(縦線はアースの役割を果たしています)。
変換プラグを購入する際は、日本のAタイプのコンセントをOタイプ(Iタイプ)に挿す用のものを選びましょう。
オーストラリアはコンセント差込口の上に付いているスイッチをオンにしないと、電気は流れません。 「コンセントを挿しているのにつかない」という場合はスイッチの入れ忘れがないか確かめましょう。
変圧器と変換プラグは役割が全く異なります。「変換プラグでコンセントの形を合わせたから大丈夫」と電圧の異なる機器をつなげないように注意しましょう。
変換プラグはどこで買えるの?
変換プラグは日本で購入するのがおすすめで、家電量販店やホームセンター、amazonなどで数百円で売っています。
一方、現地で日本のものに対応している変換プラグを見つけるのは難しく、見つけても日本で買うより値段が高いことが多いです。
オーストラリアの電圧は日本より高い
オーストラリアのコンセントに流れている電圧は230Vですが、日本の電圧は100Vとオーストラリアの電圧と比べて低いです。
ただ、現在売られている新しい電子機器は、100V-240Vまで対応しているものが多いです。特に携帯やパソコン、カメラ、ゲーム機などは海外対応となっているものがほとんど。その場合は変換アダプターを使うだけで現地での使用が可能になります。
しかし、230Vに対応していない日本の電化製品をオーストラリアのコンセントに挿すと、機器が壊れるどころか爆発する可能性も。少し使って問題がない場合でも、使い続けることで不具合が起きることがあるので気をつけましょう。
説明書や本体の表記を正しく読んで、現地に持ち込む前に必ず確認しましょう。
変圧器の使用はおすすめできない
電圧の違いを解決する手段として、変圧器があります。 変圧器を使うことで日本の電圧にしか対応していない電子機器でもオーストラリアで使うことができます。
しかし、この方法はおすすめできません。
そもそも留学生が使う電子機器で変圧器が必要になるのはドライヤー、コテ、炊飯器、電気シェーバーなど。そのような消費電力の大きい機器に対応している変圧器は、本体が大きくて重いうえに高額であることが多いです。特別な理由がある場合を除いて、現地で同様の電化製品を購入したほうが安く済み荷物も減らせます。
コンセントやたこ足って英語でなんて言う?
ちなみに、電源を意味するコンセントは和製英語。オーストラリアでは一般的にPower point(マイクロソフトのパワポと同じなので混乱しがち)、アメリカ英語ではOutletです。
差し込むプラグは日本語と同じでPlugと言います。
たこ足・電源タップはPower boardやPower stripと言います。
旅行先で伝わるように覚えてきましょう!