オーストラリア留学の準備はいつから始めればいい?
準備に必要な期間
英語力が希望のコースの入学条件を満たしていない場合、独学で英語力を上げIELTSなどの英語試験を受けるか、現地の語学学校に通うかという選択肢があります。
独学で学ぶ場合は、英語試験のスコアをクリアするまでの時間も留学準備期間に入れて考慮する必要があります。
またオーストラリアに留学するにはその期間の滞在・就学が可能なビザ(査証)を取得する必要があります。
ビザの取得に数ヶ月かかる場合もあるので、ある程度余裕を持って準備を始めましょう。
教育機関 | 準備に必要な期間 |
---|---|
語学学校 | 3ヶ月前 |
TAFE/専門学校 | 半年~1年前 |
大学/大学院 | 半年~1年前 |
入学時期
語学学校であれば、毎週入学日を設けているコースが多いので、好きな時に留学をスタートすることができます。
しかし専門学校、TAFE、大学などの教育機関では年に2回ほどの入学日しかないことが多いです。そのため一度入学日を逃すと次は半年後となります。
人気のコースでは早い者勝ちで席が埋まってしまうこともあるため、希望のコースがあればまずはお問い合わせをし、入学できるかを確認するのがおすすめです。
学校 | 入学日 |
---|---|
語学学校 | 毎週、毎月、学期ごとなど |
専門学校 | 2月、7月 ※年に3-4回入学日がある場合も |
TAFE | 2月、7月 |
大学、大学院 | 2月、7月 ※11月入学がある場合も |
オーストラリア留学の準備から渡航までの流れ
まずはオーストラリアのどの都市で何を学びたいかを考えましょう。
オーストラリア留学の目的は大きく分けて語学留学と専門留学の2つです。
語学留学の場合は一般英語、ビジネス英語、試験英語、進学英語などのコースの種類があります。
専門留学の場合は学びたい専門分野を考え、さらにDiploma、Bachelor(学士)、Master(修士)などどの資格や学位を取得したいかも考える必要があります。
コースによっては特定の都市でしか提供されていないこともあるので、それによって都市が絞られることもあります。
オーストラリア留学の滞在先にはホームステイ、シェアハウス、学生寮の3つがあります。
ホームステイや学生寮は渡航前に申込み、手配する必要があるため早めに行動するのがいいでしょう。
特に学生寮は非常に人気で、入学日の直前に申し込んで定員で入れないことがあるので注意が必要です。
一方でシェアハウスの場合は、渡航後にオンラインなどで探し、内覧をしてから契約する必要があります。
渡航前に部屋を見ずに契約してしまうと、実際に行ったら全く違う部屋だったり、実際には存在しない部屋で詐欺に合ったというトラブルが起きる可能性があります。
希望の学校と都市が決まったら、学校への入学手続きに進みます。
KOKOSでのサポートを希望される方は最初に、申込フォームに入力して正式に留学サポートのお申込みをしていただきます。
その後はカウンセラーが学校と留学生の仲介役となり、相互に連絡を取りながら入学に必要な手続きを進めていくという流れです。
本人が書かなければいけない書類や申請書もありますが、KOKOSが丁寧に書き方をお伝えします。
入学手続きが終わると、学校からオファーレターが送られてきます。オファレターには留学生の情報やコースの学費、入学日などが書いてあるので、その内容を確認したら学費の支払いに進みます。
支払いは海外送金かクレジットカード支払いを選ぶことが可能です。支払いは弊社にではなく、学校に直接払っていただくことができます。
学費の支払いが完了したら、入学許可書(COE) が発行され、正式に学校から入学が認められます。
学生寮に住もうと思っている方は、学校への進学が決まったと同時に寮に申し込みましょう。学生寮は非常に人気のため、入学間際で申し込んでも定員オーバーとなる場合が多いです。
オーストラリアで留学できるビザには学生ビザ、ワーキングホリデービザ、観光ビザの3つがあります。
ワーキングホリデービザと観光ビザには就学できる期間が3〜4ヶ月までと定められているため、長期留学する場合には学生ビザが必要となります。
KOKOSにご相談いただければ、どのビザがいいかのアドバイスやビザ申請のお手伝いもさせていただきます。
必要なビザが発給されたら、渡航日程を決めて航空券を予約しましょう。
学生ビザでは、コースが始まる3ヶ月前から入国することができます。
いよいよ留学生活がスタートします。現地について1ヶ月ほどは生活の準備が必要となるでしょう。具体的には以下があります。
・銀行口座の開設
・携帯電話の契約
・タックスファイルナンバーの取得
・在留届の提出
・シェアハウス、アパート探し
・アルバイト探し
オーストラリア留学の準備に必要な書類
パスポート
日本を出国するにはパスポートが必要です。パスポートの発行には1週間ほどかかるので、持っていないという方は早めに手続きを進めるのがいいでしょう。
パスポートは現地でも使える最も信頼される身分証明書となり、学校の入学手続きやビザの手続きといった申請にも必ず必要です。
またオーストラリアでは年齢制限が厳しく、お酒を買ったりパプやバーに行く際には身分証明書が求められるので、その際にも必要となります。
長期で留学する場合で、パスポートを持ち歩くのが不安という方は州が発行するPhoto Cardなどを発行する手もあります。
※英語試験のスコア
コースの入学条件に英語力が含まれている場合、そのコースで認められている英語試験で一定のスコアを取得する必要があります。
オーストラリアで一般的に認められている英語試験は以下の通りです。
- TOEFL ibt
- IELTS
- PTE
※海外旅行保険
3ヶ月以上の留学をする場合は、OSHCという海外留学生健康保険に加入する必要があります。
一方、3ヶ月より短い留学をされる方は海外旅行保険やその他の留学保険に加入するのがおすすめです。
オーストラリアで万が一何かがあった場合、保険に加入していないと高額な医療費を請求されることになってしまいます。
学生ビザの申請に必要な書類
COE(入学許可証)
COEとは学校への入学手続きが認められ、学費が納入された後に発行される入学許可証のことです。
この許可証は、オーストラリア政府から正式な認定を受け、CRICOSコードを与えられた学校のみが発行できるものです。
COEは学生ビザ申請の際に必要となります。
GTE(留学理由書)
GTEとは、申請者が留学のために一時的にオーストラリアに滞在することを証明するための理由書です。
学生ビザとは元々、オーストラリアで学校に通い、教育を受けることを目的として発行されるビザ。
しかし学生ビザを利用して違法労働・滞在するケースがあるため、GTEは、学生ビザが本来の目的通りに利用されていることを確認するために使用されています。
GTEに書く内容はその学校・コースを選んだ理由、どうしてオーストラリアで学びたいか、卒業後は何をしたいかなどです。
このGTEにある理由が十分でないと判断された場合、学生ビザが下りないこともありますので注意しましょう。
OSHC(海外留学生健康保険)
OSHCは学生ビザを取得する留学生が加入する義務のある保険です。
OSHCはオーストララリアのいくつかの保険会社で提供されており、値段やサービスも会社によって多少異なります。
保険適用される範囲は、治療費、入院費、救急車移送費、処方箋薬剤費などで必要最低限の医療サービスがカバーされています。
一方でメガネ・コンタクトレンズ、歯科治療、妊娠などの一部の医療サービスは適用外となっています。
そのため、不安な方はOSHCに加えて別の海外旅行保険や留学生保険するのがおすすめです。
日本にいる間にしておくべきこと
歯の治療
オーストラリアの歯医者は非常に高いことで有名です。歯医者にもよりますが、一般的な診療は1万円、虫歯治療は5-10万ほどします。
さらにOSHC(留学生保険)では歯科治療はカバーされていないため、全額負担となります。海外留学保険や歯科治療専門の保険もあるものの、40-50%という制限がついている場合が多いです。
そのため、保険でカバーされても日本で治療したほうが安いというケースがよくあります。歯に違和感を感じている方はもちろん、問題のない方でも渡航前に歯科検診を受けておくのがおすすめです。
携帯電話の準備
携帯電話は、現地に到着してから一番に必要となるもの。
現地で使える携帯を手に入れる方法は、日本で買ったSIMフリー携帯に現地で買ったSIMを差して使うか、現地でSIMと携帯電話の両方を購入するかがあります。
使いたい携帯にSIMロックがかかっている人は、ロック解除をする必要があります。
留学生の中では、日本で使っていた携帯をそのまま現地で使う人が多いです。その理由としては以下があるようです。
・使い慣れた携帯を使いたい
・オーストラリアで携帯を買うと高い
・現地で携帯探しをするのが手間
日本の携帯を使いたい人は現地の空港や店でSIMを買い、その場でアクティベートすることもできますし、事前にamazonなどで買うこともできます。
英語力を上げる
渡航までにまだ時間がある方は、英語の勉強をするとよいでしょう。教育機関の違いに関わらず、「日本で英語をもっと勉強しておけばよかった」と後悔する留学生が多いです。
語学学校の場合、事前に英語の基礎知識を身に付けると、授業の理解力が上がると言われています。独学できるところは独学してから学校に通うと、効率的に英語力を伸ばすことができるでしょう。
またTAFE/カレッジや大学では専門分野を学ぶのに忙しく、英語の勉強をしている時間がないという声もよく聞きます。渡航前に英語力を少しでも上げて、スムーズに授業を受けられるようにするのがおすすめです。
オーストラリア留学に必要な持ち物
持ち物については以下の記事で詳しく紹介していますのでご覧ください。