オーストラリアで3ヶ月間留学する方法
3ヶ月の短期留学では、語学学校で英語を学ぶコースに通うのが一般的です。
大学、TAFE(公立の職業訓練学校)、専門学校のコースは最低でも半年〜1年かかるので、3ヶ月間の留学では難しいでしょう。
渡航までの大まかの流れは以下のとおりです。3~6ヶ月前から準備を始めるようにしましょう。
1.オーストラリア留学についての情報を集める
(留学エージェントに相談する)
2.留学先の都市を決める
3.語学学校やコースを決める
4.学校の入学やホームステイの手続き
5.学費のお支払い
6.(必要であれば)学生ビザの申請
7.渡航
オーストラリアでは学生ビザは3ヶ月以上のコースから必要となります。3ヶ月未満の場合は学生ビザを取得する必要はなく、通常の観光ビザで学校に通うことができます。
観光ビザでは就労が許可されていないので、注意しましょう。
オーストラリアで3ヶ月留学するのにかかる費用
学費
語学学校で週に20-30時間程度の英語コースに3ヶ月間通った場合、授業料は$3,000〜$5,000ほどかかります。
それに加えて$100〜$200の入学金、$100〜$200の教材費がかかる場合もあります。
語学学校のコースには校内・校外でのアクティビティが含まれているところも多いです。それに追加したアクティビティに参加する場合は、参加費を支払うこともあります。
生活費
オーストラリア留学で3ヶ月で最低かかる生活費は$3,300程度です。以下はその内訳となります。
留学生活をしながら観光や旅行、娯楽も楽しみたいという方は多めに資金を準備するのがいいでしょう。
またオーストラリアの都市部はより物価が高くなる傾向にあるので注意が必要です。
内訳 | 3ヶ月分の費用 |
---|---|
食費や外食 | $900〜$2,000 |
電気代、水道代、ガス代 | $120〜$240 |
携帯電話費とインターネット | $100〜$300 |
交通費 | $100〜$500 |
娯楽費 | $200〜$2,100 |
家賃
オーストラリア留学で3ヶ月で最低かかる家賃は$2,700程度です。
滞在先 | 3ヶ月分の費用 |
---|---|
ホームステイ ※一人部屋、平日2食・週末3食の場合 | $3,480〜$3,960 |
学生寮 ※一人部屋 | $3,000〜$5,000 |
シェアハウス | $2,500〜$4,000 |
3ヶ月の短期留学であれば、ホームステイやシェアハウス、学生寮が選択肢になるでしょう。
3ヶ月から借りられるシェアハウスもありますが、現地で部屋探しをしなければいけないため、せっかくの留学時間を無駄にしてしまう可能性もあります。また滞在期間が短いと、部屋探しが難航する心配もあります。
そのため、多くの短期留学の方が選ぶのはホームステイや語学学校が提携している学生寮です。
またairbnbやホステルで長期予約して泊まるという留学生もいます。
その他の費用
その他でかかるのは航空券代や海外旅行保険の加入費用、ビザの申請費用などです。
航空券代 | $1,000~1,500 |
保険 | 海外旅行保険:$200〜 OSHC:$150〜 |
ビザ申請費用 | 学生ビザ:$1,600 ワーキングホリデービザ:$650 ビジタービザ(3, 6, 12ヶ月):$195~ 短期観光ビザ(ETA, 最長3ヶ月):$20 |
3ヶ月以上の留学をする場合は学生ビザを申請する必要があり、その場合はOSHCというオーストラリアの保険会社が提供する海外留学生に加入する義務があります。
観光ビザで留学する場合は、個人で海外旅行保険などに加入しましょう。
3ヶ月間の全費用まとめ!
これらの費用をまとめると・・・費用を安めに抑えれば$8,000程度、高めだと$18,000程度の計算になります(1豪ドル100円換算で80万円~180万円程度)。
項目 | 安め | 高め | 平均 |
---|---|---|---|
授業料 | 3,000 | 5,000 | 4,000 |
食費 | 900 | 2,000 | 1,450 |
光熱費 | 120 | 240 | 180 |
通信費 | 100 | 300 | 200 |
交通費 | 100 | 500 | 300 |
娯楽 | 200 | 2,100 | 1,150 |
家賃 | 2,500 | 5,000 | 3,750 |
航空券 | 1,000 | 1,500 | 1,250 |
保険 | 150 | 200 | 175 |
ビザ | 20 | 1,600 | 810 |
合計 | $8,090 | $18,440 | $13,265 |
オーストラリア政府が提供している都市別に生活費が計算できるサイトも便利なので参考にしてみてください。
オーストラリア留学の費用を抑えるには
3ヶ月で100万円近くもするなんて高い!と思われるかもしれません。でも家賃以外の生活費は、意外と日本と同じくらいの水準に抑えられます。費用をさらに節約して安く留学したい場合には、以下の点を抑えておくことが大切です。
無料の留学エージェントを使う
留学エージェントには無料と有料の2種類があります。
無料エージェントだとサービスの質が悪いのでは?と考える人も多いですが、オーストラリアで無料の留学エージェントは一般的で、有料のエージェントと同じ内容のサポートを提供しているところも多いです。
一部の有料の留学エージェントでは現地での生活サポートや空港送迎など、細かなサービスがあったりします。
しかし予算を抑えたいのであれば無料のエージェントを使うのがおすすめです。
安いコースや学校に通う
一口に語学学校と言っても様々あり、コースの費用も幅が広いです。
授業料の安い学校を選んだり、コマ数の少ないコースを選ぶことで予算を抑えることができます。
物価の安い都市に留学する
シドニーやメルボルンといった大都市は物価や家賃が高く、現地での生活費が高くなる傾向にあります。
一方郊外では物価が安いので、生活費をどれだけ抑えられるかといった観点で都市を選ぶのもいいでしょう。
アルバイトする(学生ビザの場合)
ワーキングホリデービザや学生ビザであれば、就労時間などに条件はありますがアルバイトをして生活費を賄うことが可能です。
最低時給も約$25と日本の倍近くあるので、アルバイトが見つかれば余裕のある留学生活を送ることができるでしょう。