オーストラリアの大学院入学に必要となるもの
オーストラリアの大学/大学院への入学審査はほんの一部のコースを除いて、書類審査のみで入学試験は行われません。
審査対象となるのは主に、
・最終学歴の成績
・英語力
の2点です(一部のコースでは職歴を条件として求められることもあります)。つまり、この2点さえクリアできれば、ほとんどの場合、入学許可を得ることが可能なのです。アメリカへの留学の場合のように難解な試験(SAT/ACT、GRE/GMAT等)を受験することなく、英語の推薦状を用意することもなく、世界的にも評価の高い、難関大学に入学して高品質の教育を受けることが可能なのです。
一般的にどのようなレベルが求められているか、以下でご説明します
GPA(学業成績)
大学の学部に入学される方は「高校の成績」、大学院に入学される方は「大学の学部時代の成績」を提出し、入学の審査を受けます。大学側は、各科目の評定と単位数に基づいて成績を点数化し、GPA(Grade Point Average)と呼ばれる成績の平均値を算出して合否の判定をします。
大学のホームページやパンフレットに各コースの最低GPAが記載されていることもありますが、GPAの算出方法は大学によって異なることもありますので、ご自身のGPAがどれくらいになるのか知りたい方はぜひ当社に一度お問い合わせ下さい。
GPAを計算し、ご希望の大学への合格可能性をお知らせします。一般的には、抜きん出て成績優秀であることが求められている訳ではありませんので、普通に高校、大学生活を送ってきた方であれば、ほとんどの場合オーストラリアでいずれかの大学への進学の可能性があると言えます。
また日本の大学計算のGPAが足りなくても、合格判定を受けるケースは全然ありますので、GPAが足りないからといってすぐ諦めないでください。
英語力
オーストラリアの全ての大学が受け付ける英語検定資格と言えばIELTS(International English Language Testing System)です。日本ではまだあまり馴染みのないものだと思いますが、イギリスで作られている定評のある試験です。
Reading、Listening、Speaking、Writingの4つのセクション別にバンドスコア(0.5刻みで最大が9.0)が付けられ、それらを総合してOverallスコアが算出されます。
入学するのに必要な英語力は、一般的に以下のレベルです。
・大学(一般的な学士コース)…IELTS Overall 6.0程度
・大学院(一般的なコースワーク)…IELTS Overall 6.5(Writing 6.0以上)程度
英語力があることを証明する方法は、以下の3つです。
①提携語学学校のダイレクトエントリーコース(EAP/AE等)を所定以上の成績で修了する
②ファンデーションコース/ディプロマコースを経由する
③IELTSを受験し、必要スコアを取得する(進学のための語学留学)
その他、TOEFLやPearson testもある程度広く受け入れられています。