基本情報
ニューイングランド大学(New England University)は、1938年にシドニー大学のカレッジの一つとして創設され、1954年に独立しました。国内最初の中心都市以外の街に作られた大学です。ニューイングランド大学は、地方都市に位置する最も古い大学であり、200のコースを提供しています。また20,000人の学生が在学しており、2,000人のスタッフがいます。 教授一人あたりの学生の数が少ないことがUNEの特徴です。50カ国からの留学生がいますが、日本人留学生の数が非常に少ないのが特徴です。新入生の殆どは、クラスに近い便利な場所にある8つの宿泊施設で生活します。広々としたキャンバス内で勉強に集中することができます。
また、キャンパス内に最新の図書館があり、図書の検索はIT化されているだけでなく、図書カウンセラー、ITカウンセラーも常任しており、いつでも学生の質問に答えることができる体制をとっています。 UNEの中には屋内温室プール、サッカーフィールド、ラグビーフィールド、テニスコート、バスケットボールコート、バレーボールコートや陸上競技場、充実したスポーツ施設が揃っています。大学周辺にはゴルフ場もあり、安くでの使用が可能です。 また、キャンバスには朝の8時から夕方まで運営されているチャイルドケアや診療所、ATM、2つの本屋、郵便局、さらに美容院まであります。今大学は研究大学としても立派な実績があり、社会科学、農業科学、地方学、教育行政学などが有名です。
学部詳細と入学難易度
分野 | 入学難易度 | 詳細(主要専攻) |
Animals and Agriculture (動物と農学) | ★★★ | Agribusiness, Agricultural and Resource Economics, Agriculture, Animal Science, Environmental Science, GeoScience, Rural Science, Sustainability, Zoology |
Business and Finance (経営学と金融) | ★★★ | Accounting, Agribusiness, Business, Economics, Commerce, International Business, Organizational Leadership, Training and Development |
Earth and Environment (地球・環境) | ★★★ | Arts, Science, Environmental Science, GeoScience, Social Science, Sustainability, Urban and Regional Planning, Zoology, |
Education and Teaching (教育・指導) | ★★★★ | Education (Early Childhood Teaching, Early Childhood and Primary, In-service Conversion, K-12/K-6 Teaching, Pacific focus, Secondary Arts, Secondary Mathematics, Secondary Music, Science) Educational Studies, Special and InclusiveEducation, Training and Development |
Health (ヘルス) | ★★★★★ | Biomedical Science, Clinical Exercise Physiotherapy, Community Services, Exercise and Sports Science, Medical Science and Doctor of Medicine, Nursing, Pharmacy, Science, Scientific Studies, Social Work |
Humanities and Arts (人文・アーツ) | ★★★ | Arts, Education, Arts/Business, Environmental Studies, GeoScience, Historical Inquiry and Practice, International Studies, International and Language Studies, Languages, International Business, Media and Communications, Music, Science, Social Science, Sustainability |
IT and Data Science (ITとデータサイエンス) | ★★★ | Agribusiness, Computer Science, Information Technology |
Languages, LInguistics, and International (言語・言語学) | ★★★ | Arts, International Studies, International and Language Studies, Languages, Languages and International Business, Social Science |
Law and Criminology (法律・犯罪学) | ★★★★★ | Arts, Business, Laws, Criminology, International Studies, Legal Studies, Science, Social Science. Diploma in Paralegal Studies |
Psychology and Mental Health (心理学・メンタルヘルス) | ★★★★★ | Arts, Science, Community Services, Psychological Science, Social Science |
Sciences (科学) | ★★★★★ | Agribusiness, Agriculture, Biomedical Science, Clinical Exercise Physiology, Community Services, Computer Science, Education, Environmental Science, Exercise and Sports Science, GeoScience, Pharmacy, Rural Science, Scientific Studies, Zoology |
Social Sciences (社会科学) | ★★★ | Arts, Business, Computer Science, Criminology, Environmental Science, GeoScience, Psychological Science, Social Science, Sustainability |
学生サービスと設備
▶実験室と資料
最新のコンピュータルームがあり、ITカウンセラーも常駐。ワイヤレスの環境も整っているのでしっかり勉強したい学生には最高の場所。スタディールームもあり、静かに研究活動をする場が設けられている。
▶学生サポートサービス
学生は滞在中に勉強に関する相談ができます。また、無料のカウンセリングサービスの提供もあり、資格を持ったスタッフが大学の勉強、個人の悩み、ストレスへの対処法などしてくれます。予約が必要になります。
▶UNEセンター
タムワース(Tamworth)、タリー(Taree)、クナバラブラン(Coonabarabran)、ナラブリ(Narrabri)、モーリー(Moree)、インベレル(Inverell)、テンターフィールド(Tenterfield)、グレンイネス(Glen Innes)、ガネダー(Gunnedah)、クエリンディ(Quirindi)ででUNEセンターを運営しています。
▶ 就職斡旋
UNEの就職センターでは、定期的な進路教育ワークショップを実施しています。ワークショップは、段階的に進められており、最初のステップで一定の知識と能力を習得、次のステップでは、ワークショップに参加することができます。学生は、「キャリアパスポート(Careers Passport)」を受け取り、そこには、ワークショップの内容や手順などが説明されています。
▶サービス管理部門
サービス管理部門は、大学の学生管理業務の処理能力を評価しようと形成された独自の部門です。この部門は、全校生徒、教職員、他の利用者が大学の管理部門で提供するサービスを効果的に利用できるようにします。
▶学生団体
本校の卒業生であれば自動的にUNE卒業生協会(UNEPA)の会員として登録されます。経験豊富なスタッフが大学院への進学の問題など多岐にわたる支援を提供しています。
▶スポーツ施設
UNEは、オーストラリアの大学の中でも優れたスポーツ施設を有する事で知られています。テニスコート13面、サッカーフィールド、バスケットボール、バレーボールコート、ラグビーフィールド、クリケットフィールド、温水プール、最新器具を揃えたスポーツジム、スポーツ専門店完備や大学主催のスポーツトレーニングシステムもあります。
学費と奨学金
学費
オーストラリアの大学では履修科目ごとに学費を支払うため、学部・専攻によって学費が異なります。また、Domestic(ドメスティック:オーストラリア及びニュージーランドの市民権あるいは永住権の保持者)か International(インターナショナル:主に留学生)か、ステータスによっても異なります。詳しい学費は、各学部のページから確認できます。
CSP(Commonwealth Supported Places)について
一般的に学費がかなり高いオーストラリアの大学ですが、ニューイングランド大学の学費は比較的安いことで知られています。
ニューイングランド大学では、CSP(コモンウェルス・サポーティッド・プレイス)とよばれる、オーストラリア政府からの助成金が支給されているコースもあります。一定の条件を満たしている学生及びCSPに該当するコースには、全額ではなく、減額された学費を払います。ご自分のステータスとコースがCSPに該当するかどうかはこちらから確認することができます。
UNE – Tuition fees – fee category finder
(リンク先のページで、ご自身のステータスと学びたいコースを入れてください。CSPに該当するかどうか確認することができます。)
(2021年度のCSP該当コース一覧はこちらから)
奨学金(スカラーシップ)
ニューイングランド大学では、様々な種類の奨学金が提供されています。こちらからご確認ください。
UNE – Scholarships for Commencing Students(新入生向け奨学金ページ)
Foundationコース
ニューイングランド大学のファウンデーションコースは、Pathways Enabling Courseと呼ばれ、1年に3回、学生の受け入れをしています。2020年12月現在はすべてのコースがオンラインコースとなっています。
Pathways Enabling Courseを修了するには24クレジットポイントを取得する必要があります。更に詳しい情報はこちらからご覧ください。
UNE – Pathways Enabling Course (ファウンデーションコース)
キャンパスと宿泊施設(アコモデーション)
キャンパス
ニューイングランド大学のメインキャンパスはアーミデール(シドニー市内から飛行機で約1時間)という街にあります。都会から少し離れているので、広大なキャンパスで学生生活を送ることができます。
宿泊施設
キャンパス内の宿泊施設 過半数以上の学生がキャンパス内で生活しています。クラスへ徒歩5-10分の寮は大変便利です。
▶ オースティン(Austin College)
定員280名で、食事が提供される寮
▶ドルモンドアンド·スミス(Drummond and Smith College)
定員200名。食事、クリーニングサービス付き
▶ デューバル(Duval College)
定員215名の歴史ある建物で、8人ごとの区間にわかれる
▶アールページ(Earle Page College)
モダンな寮で、定員295名
▶メリーホワイト(Mary White College)
静かで、フレンドリーな雰囲気の寮で、性別、年齢、国籍、宗教に関係なく滞在。214室完備
▶セントアルバーツ(St Alberts College)
セントラルヒーティングがあり、比較的大きいサイズの部屋に、洗面台がついており、食事提供、クリーニングサービスがあります。定員300名
▶ロブ(Robb College)
定員214名で、大きな庭があります。一年を通して、スポーツや地域とのアクティビティーが催されます。
▶ライトビレッジ(Wright Village)
定員296名のこの寮は、4、6、8つのベッドルームで構成されているアパート形式であり、共有キッチンとリビングルームエリアがあります キャンパス外の宿泊施設 キャンパス以外で生活希望の場合は、アーミデール周辺の様々なタイプの宿泊施設の中から選択できます。大学は、アーミデールや周辺地域の住宅、アパート、下宿、シェアに関する最新の情報を提供してくれますが、余裕を持って探したほうが良いでしょう。1月末か2月初めにアーミデールを訪問し、直接アパートを探す方法もあります。不動産会社にリース申込書をもらい、賃貸申請には本人確認、身分証明書、銀行残高証明、パスポートなどが必要となります。
上記情報は変更されている可能性もありますので、最新情報やより詳細をご希望の場合は、弊社までご相談ください(無料)!
KOKOS(オーストラリア大学.com)独自評価
ニューイングランド大学は、指導の質や学生満足度でも常に高い評価を受けている優良な大学です。また、CSP制度のおかげで、国立大学でありながら、学費を抑えることも可能です。立地の面では、アーミデールにあるので、都会から離れて勉強に集中したい!没頭したい!という学生には絶好の環境だといえます。
逆に田舎すぎる場所はちょっと…という方はよく考える必要があります。その分、キャンパスに住む学生もたくさんいるので、多くの時間を一緒に過ごしていく中で熱い友情も生まれることでしょう。