グラフィックデザイナーについて
近年では日本のマネジメント層にもデザインやクリエイティブ分野の重要性がようやく認知されはじめました。デザインを学ぶ意義は決してデザイナーとしての職業に就く人々だけのものではもはやないでしょう。
オーストラリアの、専門学校/TAFEのディプロマコースの講師は現場で経験を積んでいるので、生徒がどこでつまずくどんな助けが必要なのかを自分の経験から引き出し丁寧に教えてくれます。以下のコースでは、デザインの世界で必要不可欠なグラフィックデザインのコンセプトから学んでいき、また現場で使える実際のスキル、ツール、プロセス、ビジュアルコミュニケーション等を、デジタルメディアやグラフィックイメージ、印刷関連の実習から学んでいきます。
具体的には、Photoshop、Illustrator、InDesignなどのAdobe Creative Suite関連のアプリケーションスキルを身に着け、クライアンの課題にどうデザインの力で答えを出していくのかを学びます。テクニカルで実用的なスキル、アート、またデザイン設計、タイポグラフィ、グラフィックデザインスキル、レイアウトテクニック、ポートフォリオのプレゼンテーションなどなどを行います。
学校を卒業すると、ジュニアグラフィックデザイナーとして働くか、さらにアドバンスディプロマや大学でグラフィックデザインをさらに学んでいくかを選択することが出来ます。
平均給与
$64,391
地域別雇用
グラフィックデザイナーとしての雇用の上位3つの地域は次のとおりです。
- NSW:36%
- VIC:32%
- QLD:16%
必要なスキル
- ・想像力豊かなクリエイティブ能力
- ・色と形の理解
- ・プレッシャーの下で働くことができ、締め切りを守れる
- ・よいコミュニケーション力
- ・優れたマーケティング能力
- ・チームの一員として働くことができる
グラフィックデザイナーはどんな仕事か?
グラフィックデザインはビジネスロゴやタイポグラフィだけではなく、ビジュアルコミュニケーションを活用して情報を伝え、問題を解決します。グラフィックデザイナーの役割は、メッセージを送る方法を決定し、色、テクスチャ、イメージ、およびシンボルを使用して適切なレスポンスをターゲットから呼び起こすことです。
グラフィックデザイナーは、デザインプロセスのあらゆる側面を担当することができます。また、広告、デジタルおよびWebベースのデザイン、イラストレーション、ブランディングなどの特定の分野に特化することもできます。
グラフィックデザイナーは、コンサルタントやフリーランサーとして、あるいは広告代理店、法人会社、デザインスタジオの大規模なチームの一員としても、また独立して仕事をすることができます。 グラフィックデザイナーのキャリアパスには、スタジオマネージャー、アートディレクター、クリエイティブディレクターなどがあります。
グラフィックデザイナーの勤務時間
グラフィックデザイン作業は通常プロジェクトベースであり、締め切りまで作業するため、作業日には柔軟性が必要です。プロジェクトを提供したり、ピッチを調整したり、クライアントのニーズを満たすために、グラフィックデザイナーはより長い時間またはより柔軟な時間を必要とすることがあります。クライアントの所在地によっては、旅行や在宅勤務も関与する可能性もあります。
ポートフォリオは必要か?
グラフィックデザイナーとして仕事を申請する場合、雇用主にあなたのデザイン能力を示すための仕事のポートフォリオが必要です。 あなたが業界で始めたばかりで、Diploma of Graphic Designなどのグラフィックデザインコースをお探の場合は、アプリケーションのためのポートフォリオも準備する必要があります。
ポートフォリオはスキルを見せるだけでなく、コースを開始する準備ができているかどうかを判断するのに役立ちます。 ポートフォリオには、過去2、3年のうちに、学校で、職場で、または自分で完成したものを含めることができます。
コースを開始すると、卒業後に雇用主とクライアントを表示するプロフェッショナルなポートフォリオを持つように、評価や最近の仕事でポートフォリオを更新することができます。