労働環境と給料の良いオーストラリアで、看護師を目指して留学する方も多いと思います。そんな方に朗報です!2025年4月から、看護師登録のための英語の基準が下記の通り変更となることが、オーストラリアの医療従事者登録審査機関(Ahpa)より告知されました。
目次
主な変更点
2回受験した結果を提出する場合の期間延長
1回の受験でスコアが足りない場合、2回目の試験結果を併用することができます。その受験期限が6カ月だったのですが、今回の変更で、12ヶ月以内に延長されます。
ただし、適用条件は各英語試験によって異なり、必要なスコアを下回ったセクションがある場合は併用が認められないこともありますので、詳しくは公式情報をご確認下さい。
各英語試験のライティングスコアの緩和
Overallスコアはこれまで通り変更はありませんが、いずれもライティングスコアの基準が引き下げられます。
英語試験 | 必要Overallスコア | 各スコア最低要件 |
---|---|---|
IELTS | 7.0 | 6.5(ライティング) 7(リスニング・リーディング・スピーキング) |
ケンブリッジ英検 (C1もしくはC2) | 185 | 176(ライティング) 185(リスニング・リーディング・スピーキング) |
PTE | 66 | 56(ライティング) 66(リスニング・リーディング・スピーキング) |
TOEFL iBT | 94 | 23(ライティング) 24(リスニング・リーディング・スピーキング) |
OET | – | C+(ライティング) B(リスニング・リーディング・スピーキング) |
この変更は、日本と同様にオーストラリアでも医療従事者は不足しており、より看護師に登録する人の数を増やす狙いがあります。
ライティングは引き下げられますが、職場や患者とのコミュニケーションに必要不可欠なリスニングやスピーキングなどは引き続き高い得点が必要で、医療現場ではこれらの能力が重要視されていることを意味しています。
この基準は今後変更されることがありますので、常に公式ページから最新情報を確認するようにして下さい。
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