調理コースはオーストラリア留学でもトップクラスで人気の分野。
その理由は永住権取得の可能性がある、仕事が見つけやすい、未経験でも学びやすいなどがあります。
またオーストラリアの調理師は世界の国々と比べたときにも年収の高い国で、日本と比べると労働環境もいいことが多いため、オーストラリアで調理を学んで移住しようとする人も多いです。
そこで今回は、オーストラリアでおすすめの調理学校について目的別にご紹介します。
目的に合った学校を選ぶことが大切
留学を成功させるための第一のステップは、目的に合った学校を選ぶことです。
オーストラリアには様々なコースが留学生向けに提供されており、学校によってそのコース内容や特色があります。
自分の状況や経験に合った、ベストな学校を選べば、無事にコースを卒業しその後のキャリアにつなげることができるでしょう。
高い調理スキルを身につけたい人向けの学校
調理を初めて学ぶ方や、経験はあるもののより高いスキルを身につけたいという方は、調理コースの実績が高い学校に通うことをおすすめします。
ル ・コルドンブルー
オーストラリアでレベルの高い調理学校といえば、真っ先に挙げられるのが「ル ・コルドンブルー」です。フランスのパリで1895年に設立した料理学校で、現在はオーストラリアを含む世界20カ国で食のスペシャリストを養成しています。
「フランス料理の伝統や技術を世界に伝承する」という教育理念を持っており、フランス料理や菓子の教育の評判は非常に高いです。
オーストラリアで即戦力として働くための知識やスキルを得ることができ、カリキュラムには有給インターンシップも含まれています。
ウィリアム・アングリス|William Angliss
ウィリアム・アングリスは州によって運営されている公立の職業専門学校(TAFE)で、現地の学生と同じように学ぶことができます。
TAFEは様々な分野のコースを提供していることが多いですが、ウィリアム・アングリスは調理やホスピタリティに特化していることが特徴です。
他の学校と比べてもキッチン設備が整っており、学生一人に独立した実習のスペースが与えられます。実習の様子は映像として撮影されるので、それぞれの学生に細かいフィードバックが渡されます。
TAFE NSW
こちらも州立の専門学校で、NSW以外にもオーストラリアの様々な地域にキャンパスを持っています。
特徴としてはウルティモキャンパスに本物のレストラン「The Apprentice」を所有していること。レストランのメニューはCommercial Cookeryコースを専攻している学生が実際に作ったものです。
コースを卒業するためにはインターンシップをする必要があり、このレストランで行うこともできます。
学校で学び、整った職場環境の中で就労経験も積めるというのは大きなメリットですね。
オーストラリアで安く調理留学がしたい方向けの学校
「調理の経験はないけど、なるべく留学費用は抑えたい」という方には、学費が安いながらも質の高い教育を提供する学校がおすすめです。
QCA(旧QTHC)
QCAはシドニーとアデレードにキャンパスを持ち、30年の歴史を持つ調理学校です。
少人数生のクラスで一人一人に行き届いた教育をしており、実際に学生が働けるレストラン「QT on the Harbour 」を所有しています。レストランは世界的に有名な観光地、ダーリングハーバーのすぐそばのウォーターフロントにあり、海が見える最高のロケーションです。
このレストランはトレーニング期間中の学生だけで運営されています。トレーニングレストランでは、学生が実際の会場で働く経験を積むことができ、学校に管理された安心な環境で実践的なスキルを身につけることができます。
ABM
ABMはシドニーのシティにある、比較的新しい調理学校です。
授業は理論と実践に分かれており、教師は調理業界で長年のキャリアを持っているプロです。キッチンは去年新しく建設され、最新の設備を使って調理の実践をすることができます。
さらにインターンシップ期間が他の学校より長く、コース期間で合計648時間もあります。そのためクラスに出席する日にちが比較的少なく、仕事と学業を両立したいと考えている人にもおすすめです。
新しい学校であることから、学生を呼び込もうとお得なプロモーションなども行っており、日本人学生にはあまり知られていないもののおすすめの穴場学校です。