オーストラリアで法学を学びたいと考えている方向けに、法学専攻に絞った国内のランキングをご紹介します。
※今回のランキングはTimes Higher EducationのWorld University Rankings 2023 by subjectから引用しています。
1.メルボルン大学
メルボルン大学はTimes Higher Education2023の総合大学ランキングでも国内一位の大学です。
少なくとも90か国に20,000人以上の現役の卒業生がおり、中には首相3名、司法長官4名など国をリードする偉人を数多く輩出しています。
中でも有名なジュリス・ドクター(JD)コースは、オーストラリア国内での法曹資格取得に必要な16の必修科目を含む24科目で構成されています。
また選択科目があるため、特定の興味ある分野を追求することができます。選択科目の例としては、商法、国際人権法、ニューテクノロジー法などがあります。また、メルボルン・ローの修士課程から選択科目を履修することもできます。
社会との結びつきも重視しており、カンファレンス、レクチャー、ワークショップなど、学生が地域コミュニティと関わる機会を提供するイベントを数多く開催しています。
2.オーストラリア国立大学
オーストラリア国立大学のCollege of Lawは1960年に設立されました。
College of Lawでは学士、修士、博士など幅広い学位を取得することができるのが特徴。また行政法、憲法、国際法、国際安全保障法、環境法、政府と規制など、いくつかの主要分野に重点を置いて研究を行っています。
Bachelor of Lawsは世界レベルの学士号として認められており、法律の役割と機能についての深い知識を得ながら、法律が世界に与える影響について理解することができます。
さらに学位取得後は、法律に関する知識を実践で活かす機会もあり、オーストラリア、アジア、イギリス、ヨーロッパ、アメリカでのインターンシップ、臨床実習、学生コンペティション、交換留学などが用意されています。
3.ニューサウスウェールズ大学
シドニーの郊外に位置するNSW大学は、シドニー大学と二分するほど人気な大学です。
学部生は、ダブルディグリーの一部として法律を学ぶことができ、法学博士、法学修士を提供しています。
同大学は、40カ国80校以上のロースクールと学術交流プログラムを立ち上げており、オーストラリアで最も大規模な学生交換プログラムの一つでもあります。
UNSW法学部では、人権、国際金融、テクノロジーと法、環境保護、契約、先住民のための司法などの分野で研究を行っています。学部内の建物は分野ごとに分けられており、テクノロジー、法律、イノベーションのための「アレンズハブ」や、国際難民法のための「アンドリュー&レナータ・カルダーセンター」など10のセンターと研究所があります。
4.シドニー大学
シドニー大学のLaw Schoolは1855年に設立され、芸術や医学と並んで大学が提供した最初の学問分野でした。
法律学士、法務博士、法律学修士などの、幅広い学位が用意されています。
産業界のパートナーとともに実際の法律問題を解決する機会を提供する「産業・地域プロジェクトユニット」を展開しているのが特徴です。また、ロースクールでは、公益法クリニックと法と社会正義クリニックの2つのリーガルクリニックを設置し、教室で学んだことを実社会の問題に応用できるようにしています。
オフショアスタディの選択科目では、その国特有の法的管轄権についての理解を深め、人権、国際法、法律理論などの問題についてより広く学ぶことができます。
5.モナッシュ大学
モナッシュ大学はメルボルン近郊に位置する大学で、約5万人の学生が在籍するマンモス大学です。
Bachelor of Lawは一流の法律事務所で働きたい、司法へのアクセスを改善したい、国際ビジネスや開発に携わりたいと考えている人向けで、モナッシュの法学部を卒業することでその一歩が踏み出せるとしています。
初日から臨床法学教育が保証されているため、法曹界で活躍するための強固な土台を築くことが可能です。
この実践的な学士号コースでは、海外留学、さまざまなダブルディグリーオプション、応用的な法務経験を積むこともできます。