高校を卒業してファウンデーションやディプロマコースに通う場合
日本の高校卒業資格ではオーストラリアの大学に直接入学できない場合が多いため、ほとんどの方がファウンデーションコースやディプロマコースを経由して大学に入学します。
ファウンデーションコースやディプロマコースの入学・卒業時期は大学によって異なります。しかし多くの大学では本科コースの入学に合わせて卒業できるようなカリキュラムとなっています。
1.高校を卒業してファウンデーションコースに入学する場合
英語の勉強を頑張りましょう!また、高校の成績も50%を切るとファウンデーションコースへの入学が難しくなることもあるので、なるべくいい成績を維持するようにしましょう。
入学要件は一般的にIELTS5.5以上が目安です。また、英語の成績がよければ、コース期間が短くなることもあります。英語スコアが要件に満たない場合でも、付属の語学学校に通ってからファウンデーションコースに入学することもできます。
ファウンデーションコースでは、学部入学に必要な要件を満たし、教養科目や必要なアカデミックスキル、英語力を身に着けます。
オーストラリアの学部は3年制のところが多いので、ファウンデーションコースを含めても日本の大学と同じ4年間で卒業できます。
卒業すればBachelor(学士)の資格が得られます。
2.高校を卒業してディプロマ経由で大学に入学する場合
ディプロマコースは、TAFEや大学付属カレッジで学部1年目相当の内容を学ぶコースです。多くの場合、コース終了後は単位認定を受け大学2年次に編入することが可能となります。
ただ、全ての学部がディプロマコースを提供しているわけではありません。自分が進みたい学部や分野がディプロマコースを提供しているか、編入が可能か、事前に調べておきましょう。
英語の勉強を頑張りましょう!また、高校の成績もファウンデーションコースより高く設定されている場合が多いので、なるべくいい成績を維持するようにしましょう。
入学要件は一般的にIELTS5.5-6.0以上が目安です。卒業すればDiploma(日本では専門士に相当)の資格が得られます。
オーストラリアの学部は3年制のところが多いので、ディプロマコースを含めて3年間で卒業できます。日本の大学を卒業するよりも1年間短い期間でBachelor(学士)が取得できます。
オーストラリア大学の入学時期
オーストラリアの大学の多くは1年を2学期に分けるセメスター制を採用しており、入学時期は年に2回あります。
入学時期の日程は大学によって異なりますが、一般的には2月と7月〜8月です。
2月入学
学期開始 | 2月/3月 |
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学期中の休暇 | 4月 ※2週間のホリデー |
学期終わり | 5月 |
期末テスト | 6月 |
セメスター制の大学に2月入学する場合、最初の授業は2月か3月に始まり、5月末に学期が終わることになります。
4月に2週間の学期休暇があり、オーストラリアの祝日、イースターホリデーとも重なります。試験がある場合は、6月中に実施されることが多いです。
7月入学
学期開始 | 7月/8月 |
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学期中の休暇 | 10月 ※2週間のホリデー |
学期終わり | 11月 |
7月入学する場合は、最初の学期が7月か8月に始まり、11月末に学期が終わります。
中間の10月には2週間の学期中休暇が入り、期末試験がある場合は11月下旬〜12月にかけて行われることが多いです。
その後は約2ヶ月の大学長期休みが始まり、2024年2月・3月に次の学期が始まるまでホリデー期間となります。

オーストラリアのその他の大学の入学時期
オーストラリアの大学の中には、トリセメスター制を採用している大学もあります。
トリセメスター制とは1年を3学期に分けるもので、セメスター制よりも入学時期が多く設定されています。さらにセメスター制で休暇にあたる時期にもう一つの学期を入れていることになるので、早くコースを終わらせることもできます。
2月入学
学期開始 | 2月 |
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学期中の休暇 | 4月 |
学期終わり | 6月 |
7月入学
学期開始 | 7月 |
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学期中の休暇 | 8月 |
学期終わり | 10月 |
11月入学
学期開始 | 11月 |
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学期中の休暇 | 12月-1月 |
学期終わり | 2月 |
どのくらい前に出願するべき?

日本では出願開始時期が決められていますが、オーストラリアの大学ではいつでも出願できます。しかし出願の締切日は決められているので、この締切日までに出願するようにしましょう。
大学が決まったらなるべく早めに出願するのがおすすめです。その理由は、出願から合否が来るまでに数ヶ月かかることがあり、学生ビザの申請から発行までにも1-2ヶ月ほど必要な可能性があるからです。
また、入学の英語条件を満たしていなくても出願はできます。その場合は「条件付きオファー」と呼ばれ、入学までに英語試験を受けて特定のスコアを取るなどすることで正式な入学が認められます。
英語条件をクリアしてから出願したいと考える方も多いですが、弊社ではまず先に出願することをおすすめしています。
その理由は時間をかけて英語力をクリアしても、成績(GPA)が足りずに不合格になってしまう可能性があるからです。成績は英語試験のスコアと違い、簡単に取り直すことが出来ません。
そのためまずは出願し、成績面でクリアしていることを確認してから英語力を上げるのがおすすめです。
