レベルの高いクラスメイトと高め合い|オーストラリア国立大学で会計を学ぶ

オーストラリア国立大学で会計学を学んだ留学体験者の卒業式での写真
目次

大学名

The Australian National University

コース

Master of Accounting

上記大学を選ばれた理由

オーストラリアは国策として外国人留学生の受け入れに大変積極的です。故に学業成績や就労期間等、大学入学に要求される条件が他の英語圏国家に比べ比較的緩やかという特徴があります。私が留学を決意した時には、私はすでに二十代中盤でした。英語はほぼゼロ、就労期間も短い、大学の成績も並外れて優秀ではない、そんな私が最短で留学できる国、それがオーストラリアでした。

私が卒業したオーストラリア国立大学(以下ANU)は、国際的な指標では東京大学や京都大学に優るとも劣らない大学で、高い水準の人材が日夜切磋琢磨しあっている環境と聞き及んでいました。せっかく留学するのであれば、自分の限界に挑戦してみたい、自分がそういう環境でどこまで通用するのか試してみたい、そういう思いで(半ば記念受験的に)入学申請をしました。

結果なぜか合格してしまい、さらに、同時にウーロンゴン大学にも合格し(こちらはカリキュラム的には自分に最も相応しいと感じていました)、中々どちらに進学するか決められず、結局半年以上迷った末にANUを選択しました。

進学理由としては、やはり自分がどこまで出来るかを知りたいという点でした。また、オーストラリアは他の大学に転入することが比較的容易ですので、辛いなら他の大学に転入すればいい、もし2年間凌ぎきればANUのネームバリューを手に入れられる・・・という打算もありましたが(笑)。

体験談

ANU はオーストラリアの首都キャンベラの中心に位置しています。街ひとつ分はあろうかという広大な敷地に、複数の図書館、数えきれないくらいの研究室が犇めきあい、まさに学園都市の様相を呈しています。

設備は最新のものから歴史を感じるものと多岐に渡り、ANUが辿った歴史をその身で感じる事ができます。

学生は全体の3割はおそらく海外出身で、外国人だからと言って気後れすることはありません。海外の政府機関から派遣留学された学生(所謂高級官僚)も多く、様々な国の将来の要人候補と知り合える面白さもありました。

教授陣は一途に学問を追求してきた方、民間からヘッドハンティングされた方、政府で働いていた方・・・と様々な経歴を持っており、どなたも自分の経験や研究成果を最大限学生に伝授しようと創意工夫を凝らしていました。

勉強に関してですが、未だかつて経験したことのないような勉強量が私を待っていました。膨大な予習・復習、チュートリアル向けの宿題、絶え間ない論文課題、そして容赦の無い定期考査・・・。当然内容に関しても修士ということで抽象度の高い難解なものを多く取り扱いますので、少しでも疎かにすればすぐに取り残されてしまい、最悪落第ということもありえます。ですので、学期中は生活の7−8割を勉強に割り当てていました。

幸い勉強に関しては教授陣が大変熱心に支援してくれるので、単純なことから難解なことまで遠慮なく質問することが許されていました。基本的には一生懸命勉強していれば友人も教授陣も助けてくれます。

キャンベラは小さな町ですので、シドニー等の大都市に比べて娯楽施設等の数は劣りますが、必要十分にはありました。アルバイトも比較的容易に見つけることができ、金銭的な負担も軽減することが出来ました。日本の食料品もある程度は入手することができ、食生活で困ることもありませんでした。

総じて勉強が中心の生活になると思いますので、自分の限界を試したい方、本気で学業や研究に打ち込みたい方にANUはお勧めできる大学です。私はこの大学を選んでよかったと心底思います。たしかに勉強は大変ですが、卒業が確定した時の達成感と喜びは筆舌に尽くしがたい物があります。

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