自然に囲まれたオーガニックな暮らし、バイロンベイ
バイロンベイはオーストラリアのNSW州に位置する町で、クイーンズランド州にあるゴールドコーストの約200km南にあります。
ゴールドコーストからはシャトルバスで一時間半で行けるので、ゴールドコーストと一緒に観光する人も多いです。
バイロンベイの人口は中心部で1万人以下、周辺街を含めても約3万人と非常に小さく、のんびりとした雰囲気があります。
小さな田舎町ながら観光地として絶大な人気を誇っており、年間150万人以上の観光客が訪れます。しかしオーストラリアを代表するような名所はなく、娯楽施設はほとんどありません。
それでも訪れる観光客が後を絶たない理由は、バイロンベイの町の空気やライフスタイルにあると言えます。
豪華なリゾートホテルやエンターテイメント施設、巨大なビルがビーチ沿いに立ち並ぶゴールドコーストとは異なり、バイロンベイにはショッピングセンターどころか、ファストフード店などのチェーン店もありません。
代わりにマーケットや個人経営のお店が盛んで、地元の人たちはファーマーズマーケットで新鮮な食材を農家から直接買っています。
バイロンベイの美しいビーチや自然と調和したライフスタイルに引き寄せられ、サーファー、アーティスト、ヒッピー、健康意識の高い人や富裕層などが多く住んでおり、オーガニック食材やヨガの聖地となっています。
その影響もあって、田舎町とは思えないほどおしゃれでセンスのいいレストランやバーが多く、それが世界中の観光客を魅了しているようです。
バイロンベイ留学の魅力
大自然に囲まれた暮らしが楽しめる
バイロンベイの中心地から最も近いメインビーチへは徒歩3〜5分で行くことができ、美しい夕陽も見ることができます。
さらに北にある広々としたベロンギルビーチ、アラクウォール国立公園内にあるタロウビーチもあり、サーフィンやシュノーケリングを楽しむことが可能です。
国立公園では野生のカンガルーやワラビーを見ることができ、観光スポットである灯台(ケープ・バイロン・ライトハウス)では季節によってはクジラやイルカの群れを観察することができます。
ヨガやサーフィンが学べる
ヨガやサーフィンが盛んなバイロンベイの語学学校では、英語以外の習い事コースが充実しており、ヨガ講師の育成やサーフィンやダイビングを習得するプログラムがあります。
特にヨガのプログラムは多様で、海辺でのクラスや、合宿をしながら短期間で学ぶコースもあります。
他にも健康やオーガニック製品に興味がある留学生からも人気です。
マーケットでは自然素材で作られたハンドメイドの製品が売られていたり、ベジタリアンやグルテンフリーに対応しているお店が多かったりと、学校だけではなく町のライフスタイルそのものから得られる学びもあるでしょう。
英語環境が作りやすい
バイロンベイには日本人やアジア人が少ない傾向にあり、地元の人やヨーロッパ系の人が多く住んでいます。
シドニーやメルボルンなどでは日本人が多く、思ったように英語環境が作れないと感じる留学生もいますが、バイロンベイであれば英語漬けの日々が送れるでしょう。
バイロンベイ留学のデメリット
学校数が少ない
バイロンベイは小さな町なため、学校の数が少なく、選択肢は限られてしまいます。
しかしヨガ、サーフィン、音楽といったユニークなコースがあるので、それらの分野に興味がある人や、バイロンベイ自体が好きという人にはおすすめです。
日本からの直行便がなくアクセスが不便
バイロンベイには空港がないため、ゴールドコースト空港に行ってからバスでバイロンベイに向かう必要があります。
ゴールドコーストからバイロンベイ行きのバスは1日5本ほどなので、直行便のある都市と比べると不便に感じるかもしれません。