オーストラリア留学を決めたものの、「滞在先の探し方が分からない」「そもそもどんな種類があるの?」と困ってしまう方も多いようです。
慣れない国で部屋探しをするというのはとても不安ですよね。しかし妥協して決めてしまうと、実際に住んでみたら酷かったということも。
オーストラリアの住まい事情は日本と大きく異なるため、部屋の種類や部屋探し方法の違いについて、事前に知っておく必要があります。
満足した留学生活を送るため、部屋探しを成功させましょう。
滞在先の種類
主な滞在先としては、シェアハウス 、学生寮、ホームステイ、アパートの4つがあります。
日本では一人暮らしがほとんどですが、オーストラリアは家賃が高いため、部屋やアパートをシェアして暮らすスタイルが一般的です。
家賃や条件は都市によって異なりますが、一般的な目安は以下の通り。
ほとんどの留学生はシェアハウスか学生寮を選びます。学生寮というと日本では安いイメージですがオーストラリアの学生寮は設備が整っていてシェアハウスより家賃が高いです。
大まかな違いや家賃の相場が分かったところで、それぞれの滞在先の特徴を詳しく見ていきましょう。
シェアハウス
ほとんどの学生やワーキングホリデーの方が選ぶのがシェアハウス 。
大きな一軒家をオーナーが貸し出し、5-10人で住むという場合が多く、部屋によって個室だったり、一つの部屋を数人でシェアしたりします。
契約する前に内覧する必要があるため、渡航後に探して決めるのがおすすめです。
メリット | デメリット |
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家賃はピンキリ!安く済ませることも可能 物件数が多く、住みたい場所で見つけやすい 家具完備、光熱費&wifi込みで、初期費用がかからない 契約が簡単 | プライベートが少なく、共用スペース多め ハウスメイトとのトラブルが起こることも 安い部屋だと古い、汚い、狭いことが多い |
探し方
シェアハウスについての詳しい情報や探し方についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
学生寮
大学はキャンパス内に学生寮を持っていることが多く、大学生の方はそこに住むことができます。
大学が学生寮を持っていない場合や、カレッジ・TAFE・語学学校の学生が学生寮に住みたい場合は、会社が運営している学生寮に住むことができます。
部屋の質と家賃は、シェアハウスとホテルの間という感じです。
メリット | デメリット |
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学校から近くて通学が楽 学校or運営会社が管理!セキュリティも安心 契約が簡単 建物が綺麗で娯楽設備があることも 学生同士の交流あり | 家賃が高く、光熱費やwifi代は別 学生が集まるため、騒音が気になることも 人気のため部屋がすぐ埋まる |
探し方
大学が運営している学生寮に住みたい場合は、大学を通じて申し込む必要があります。
しかし大学の学生寮は人気のため、入学直前になって申し込んでも埋まっている場合がほとんどです。確実に部屋を確保するためには、進学を決めると同時に申込をしましょう。
会社が運営しているシェアハウスには、以下のようなものがあります。
上記のようなシェアハウスは、2週間などの短期からでも入居できる場合が多いです。入居を希望する場合は渡航前にウェブサイトから予約しましょう。
学生寮のため、現地の学校に通っているという証明(COE)を出す必要があります。
ホームステイ
現地の人とオーストラリアらしい生活してみたいという方に人気のホームステイ。長期で滞在する方よりは、語学学校などの短期留学の方が選ぶ傾向があります。
食事付きのステイ先がほとんどで、毎日朝食と夕食が出るところが多く、週末は昼食も出るというステイ先もあります。
ただリスクも大きく、事前に家庭を見学できないため、実際の雰囲気や家族の人柄などは行ってみるまでわかりません。さらにシェアハウスのように気軽に入居・退去をするのが難しいです。
そのためホームステイをしたい人は、いきなり長期の契約をするのではなく、短期から始めるのがおすすめです。
メリット | デメリット |
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食事、家具、光熱費・wifiが込み 英語の練習になる オーストラリアの暮らしを知ることができる 現地生活を助けてもらえることも | ステイ先の当たり外れが大きい 郊外にあることが多く、交通の便が悪い ステイ先独自のルール(シャワーは○分までなど) 提供される食事が合わないことも |
探し方
学校がホームステイ先の斡旋をしていることもありますが、していない場合は自分で探す必要があります。
弊社で紹介しているのはAHNというサイトで、オーストラリア全土のホームステイ先が探せます。
ステイ先の希望としてよく聞かれるのは「ペットがいてもいいか」「子供のいる家庭でもいいか」などです。
細かな要望を伝えることもできますが、必ず聞いてもらえるとは限りません。
アパート
自分でアパートのオーナーや不動産屋と契約して、一室を借りるタイプ。駐車場やベランダ、専用のジムやサウナがついていることもあります。
契約時のやりとりは全て英語となり、交渉やトラブルへの対処などの難易度が高め。さらにwifiや光熱などを自分で契約する必要もあります。
家賃は挙げた中で一番高いですが、2~3人でシェアすれば比較的安く借りられます。そのため友達やパートナーと一緒に住んでいる人も多いです。
家具が全て備わっていることはあまりなく、自分で買い揃える必要があります。
学生やワーキングホリデーでアパートに住んでいる人は少なく、現地で働いている人や長期滞在者が多めです。
メリット | デメリット |
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自由度が高い プライベートが守られる 建物が綺麗なことが多い セキュリティがしっかりしている | 家賃が高い 契約の難易度が高い 最低契約期間が長い |
探し方
以下のwebサイトではオーストラリアの物件を探すことができます。
その他にはfacebookなどのソーシャルメディアやwebサイトで、アパートの部屋を貸し出している人を探すこともできます。
オーストラリアではアパートを個人で契約した人が、使わない一部屋を誰かに貸す(又貸しのような形)ことがよくあります。
その場合は個人間での契約となり、家賃や条件は先に契約した人が決めることが多いです。