オーストラリアンカソリック大学(ACU)は1800年代にカソリックを母体とした学校として設立された歴史ある大学。1991年より総合大学となり、宗教を問わず学生を受け入れています。
慈善活動に関係が深いカソリックのため、教育・看護・医療の分野においての歴史が長く、看護学や教育学部がACUの看板学部と言われるほど、評判は非常に良いです。実際、看護分野としては世界でもトップクラスに位置しています。
発展途上国で看護や医療を提供している卒業生も多く、貧困地域問題に関心がある方には是非選択肢に加えて欲しい大学の一つです。
キャンパスはシドニー、ブリスベン、キャンベラ、メルボルン、バララット、ブラックタウンにあり、それぞれオーストラリアの有名な観光地や公共交通機関に近い場所にあります。
医療看護系の学費は他の学部と比べ高額に設定している大学が多い中、ACUの看護学部の学費は比較的リーズナブルで、各種設備も整っていることから、留学生から人気があります。



充実した看護系の設備・ネットワーク
ACUには各キャンパスに大学関係者や一般市民が利用できるクリニックが併設されており、看護学生は実際の施設を利用して実習や実践訓練を積むことができます。
- ACU Health Clinics
- Psychology clinics
- Exercise Lifestyle Clinics
- Paramedicine labs
- Simulation wards
- Immersive simulation suites
- Biomechanics labs
- Physiotherapy labs
- Anatomy wet labs
Bachelor of Nursing
少なくとも800時間の実習時間が設定されています。実習では、学生は様々な臨床ユニットの一部として、病院や地域施設で臨床実習を行い、学んだ理論と実践的な職場経験(実習)を確実に身に着けることができます。
ACUの看護学士号は、オーストラリア看護・助産認定評議会(ANMAC)およびオーストラリア看護・助産委員会(Nursing and Midwifery Board of Australia)により認められており、卒業生は、Australian Health Practitioner Regulation Agency (Ahpra) に看護師登録を申請することができます。
学部年 | 科目 |
---|---|
Year 1 | – 先住民の健康と文化 – 実践のためのエビデンス – 看護への移行 – 統合実習1:健康におけるアセスメント – 人、健康、ウェルビーイング – 人間生物科学1 – コアカリキュラムユニット1 – 統合実習2 |
Year 2 | – 人間生物科学 2 – 看護の原理 外科学 – 精神看護学原理 – 統合実習3 – 医療倫理 – 看護の原則 医療 – 看護の原理 高齢化の背景 – 統合実習4 |
Year 3 | – コアカリキュラム ユニット2 – 看護の原理 拡大臨床推論 – 看護の原理 慢性疾患と障害 – 統合実習5 – 健康なコミュニティの構築 – 看護の原則 緩和アプローチ – 現代看護への移行と臨床リーダーシップ – 統合実習 6 |
入学要件
看護学部への入学には他学部よりも高い英語力が求められます。IELTSではオーバーオールスコア7.0以上で、各バンドでも最低7.0が必要です。PTEなら65以上です。
日本の高校卒業からの入学の場合は、必要な要件を満たすため、大学が提供するファウンデーションコースや準備コース(Health Sciences)への入学が原則必要となります。

学費(オーストラリアの看護系コースの中ではかなり安め)
2025年度 $32,736/年(学費は年によって変わります。また、奨学金を利用することで学費を押さえることも可能です)
