TAFEにかかる学費について
オーストラリアの就職訓練学校であるTAFEは、現地のオーストラリア人だけでなく、留学生からも人気です。
各州のTAFEはそれぞれの州政府によって運営されており、提供されているコースや施設も若干異なります。
TAFEへの進学を考えている方で気になるのはやはり、その学費ではないでしょうか?
今回はかかる学費について詳しくご紹介していきます。
TAFEコースの学費例
学費は学ぶ内容、学位、学校によって様々です。
さらに学費は年々金額があがっており、奨学金などのキャンペーンは学期ごとに異なることも。そのため、正確な額を知るには学校の公式サイトで確認するか、留学エージェントに確認するのが一番です。
特に奨学金は成績や英語力によっても大きく変わるので、自分が申請できるものはどれかチェックが必要です。
そうは言っても、TAFE留学にはいくらかかるのか、大体の学費を知っておきたいですよね。
こちらではディプロマを例に、コースごとの学費を紹介します。
※下記は2022年時点での学費です。
TAFE NSW
コース名 | 学費合計 | 期間 |
Diploma of Agriculture | A$ 14,030 | 1年 |
Diploma of Beauty Therapy | A$ 17,050 | 1年 |
Diploma of Building and Construction | A$21,360 | 1年 |
Diploma of Early Childhood Education and Care | A$14,430 | 1年 |
TAFE Queensland
コース名 | 学費合計 | 期間 |
Diploma of Building Design | A$18,500 | 1年 |
Diploma of Information Technology | A$24,000 | 1.5年 |
Diploma of Hospitality Management | A$28,000 | 2年 |
Diploma of Accounting | A$17,000 | 1.5年 |
TAFE SA
コース名 | 学費合計 | 期間 |
Diploma of Remedial Massage | A$24,660 | 1.5年 |
Diploma of Building Design | A$27,500 | 2年 |
Diploma of Marketing and Communication | A$13,800 | 1年 |
Diploma of Software Development | A$13,800 | 2年 |
今回挙げたコースはごく一部で、他にも様々なコースや学校があります。まだコースが決まっていないという方は、予算に合ったものの中から選ぶと安心ですよ。
学費が安いコースは基本的にビジネスやファイナンス系のコースに多く、ビジネス、マーケティング、マネジメント、調理師などです。IT、デザイン、建築などは比較的学費が高いですが、奨学金の状況や学校によっては安く通えるコースもあります。
コースや期間によって学費は大きく異なる
TAFEにかかる学費といっても、通うコースによって大きく異なります。まだ学校やコースが決まっていないという方は、調べた後に予算に合ったところから選ぶと安心です。
基本的に学費が安いコースはビジネス、マーケティング、マネジメント、調理師など。IT、デザイン、建築などの特別な施設や設備が必要なコースは比較的学費が高め。しかし奨学金の状況や学校によっては安く通えるコースもあります。
TAFEが安くないのはなぜ?
「TAFEは公立だから私立より安い」というイメージを持っている方も多いのですが、それは違います。確かにオーストラリア人や永住者は安く通うことができるのですが、外国人である私たちには留学生用の価格が適用されるため、そこまで安くはないというのが現実です。
TAFEの学費が高いと感じた場合、同じようなコースを提供している専門学校に通うという手もあります。専門学校は私立のため、公立であるTAFEよりも高いと考えられがちです。しかし留学生からすると、私立専門学校のほうが安い場合がほとんどなのです。
専門学校とTAFEの比較については、こちらの記事に書いてあるので気になる方は読んでみてください。
そうはいっても、やはり大学に通うよりはTAFEのほうが安いので、実践的なスキルを大学より予算を抑えて学びたいという方にはおすすめです。