オーストラリアンカソリック大学で社会福祉士(ソーシャルワーカー)になる

ソーシャルワーカーとは

社会福祉士のことを英語では、ソーシャルワーカーと言います。

ソーシャルワーカーは、社会的な問題や困難に直面している人たちを支援する、社会福祉の専門家です。

社会には家庭内暴力、性的暴力、薬物・アルコール中毒、ホームレス、精神的・身体的に障害を抱える人、貧困に困窮している人など、様々な理由から困難に立ち向かっている人々がいます。

ソーシャルワーカーの役割はそんな人たちが公平に扱われ、生活の質を上げられるようにすることです。

具体的には、カウンセリングを行ったり、臨時の滞在先を紹介したり、医療や法律関連のサービスを手配したりします。さらに差別や格差を減らすための政策、教育、研究などに携わることもあります。

専門的な分野のため、大学学士以上と高い学歴が必要となります。しかし安定して需要があり、給与も高いので、人気の職種の一つとなっています。

オーストラリアでソーシャルワーカーになるには、大学か大学院でAASW（オーストラリア社会福祉協会）に認められたコースを終える必要があります。

通常はコース期間は、学士で4年間、修士で2年間です。

ソーシャルワーカーの仕事は責任が大きく、仕事内容や関わる問題も多岐に渡ります。そのため、大学では社会問題、文化の多様性、法律や倫理、社会政策、人権、家族のあり方などを幅広く学ぶ必要があります。

さらにカウンセリングやケースマネジメントなど、実務を想定した実践的な授業も含まれます。

老若男女、様々なバックグラウンドを持った人たちと向き合う必要があるので、高いコミニュケーションや高い共感能力を持っている必要があります。

オーストラリアで現地就職をしやすいコースとしてもソーシャルワークコースは人気です。

現地就職や永住権を取れる職業として、多く上がるのがシェフや自動車整備士などの手に職系の仕事です。しかし年齢が上がると肉体的な負担が大きい職業なので、躊躇する方が多いよう。

また医師や看護師、IT系などは長期的に安定してできる職業ですが、理系となってしまうので、全く異なる仕事しかしてこなかったという方には大きなチャレンジになるのでは。

しかしソーシャルワーカーは安定して働ける上、数少ない文系で需要が高い職業でもあります。

一方、ソーシャルワーカーとして働いているとクライアントの苦悩やストレスに対処する必要があるため、感情的に辛い状況に直面することもあります。

困っている人を助けたいという強い気持ちがある人や、社会に貢献することにやりがいを感じられる人が向いているでしょう。

オーストラリアンカソリック大学は、オーストラリア全土に7つのキャンパスを持つ国立大学です。

国立であるにもかかわらず学費が安いのが魅力で、予算を抑えてソーシャルワークコースに通うことができます。

看護学と教育学は特に評判が高く、国内でもトップクラスの教育を提供しています。

また2015年の大学の調査によると、ACU卒業生の93パーセント程度が卒業後4ヶ月以内に就職を成功しており、就職率が非常に高いことも魅力です。

ACUではAASW（オーストラリア社会福祉協会）で認められたソーシャルワークの学士（4年）と修士（2年）を提供しています。