オーストラリアで社会科学を学びたいと考えている方向けに、社会科学の専攻に絞った国内のランキングをご紹介します。
※今回のランキングはTimes Higher EducationのWorld University Rankings 2023 by subjectから引用しています。
【2023年】社会科学の大学ランキング
1位 オーストラリア国立大学
オーストラリア国立大学(ANU)は、オーストラリアの首都キャンベラの中心部に位置する大学です。
政治学、犯罪学、国際関係学などの社会科学系のコースを提供しており、学部と大学院の両方の学位プログラムも用意されています。
また、社会科学の学位とビジネス、工学、高度なコンピュータなどの分野を組み合わせて学びたい学生には、柔軟なダブルディグリーも用意されています。
社会科学を学ぶための設備も整っており、アボリジニ経済政策研究センター、アラブ・イスラム研究センター、デジタル人文科学研究センターなど、研究プログラムを促進するセンターが多数あります。
2位 メルボルン大学
メルボルン大学には数多くの学部が設置されており、社会・政治科学部では人類学と開発研究、犯罪学、ジェンダー研究、政治学と社会学、社会政策と社会理論などを学ぶことができます。
社会・政治科学部は学部と大学院の両方があり、学びたい学位のコースを見つけやすいです。
さらに「先住民入植者関係共同研究」と「政策ラボ」という独自の研究グループがあることも特徴です。政策ラボでは、政府や他の組織と協力して、公共政策の意思決定や政策設計についての研究をしています。
3位 クイーンズランド大学
クイーンズランド大学には9つの社会科学系学部があり、人類学、考古学、考古学的科学、犯罪学と刑事司法、開発、健康と社会政策、環境と社会、社会学、社会科学があります。また、大学院では、博物館学と開発実践の2つの分野があります。
大学院の学生は、教授と一緒に現場で研究を行う機会を得ることが可能です。
キャンパス内にある人類学博物館には、太平洋地域とアボリジニに関する展示品があります。
4位 モナッシュ大学
モナシュ大学の社会科学部は、人類学、犯罪学、人文地理学、政治・国際関係学、社会学の5つの分野があります。
加えて、犯罪学と政治学、哲学、経済学なども学ぶことができます。大学院では、国際開発実務、国際関係学、公共政策、環境・持続可能性学などの修士課程があります。
ジェンダー平和と安全保障センター、ジェンダーと家族暴力防止センター、移民とインクルージョンセンターという3つの主要な研究センターがあります。
5位 シドニー大学
シドニー大学の芸術・社会科学部には、経済学、言語・文化、文学・芸術・メディア、哲学・歴史探究、社会・政治科学、シドニー教育・社会福祉学部の6学部があります。
シドニー大学は学べるコースの数が多いことでも有名です。社会科学分野では、20以上の学部学位、40以上の大学院コースワーク学位、さまざまな研究学位が提供されています。
また社会科学部には40以上の専門研究センター、研究所、グループがあります。そのひとつである、シドニー社会科学先端研究センターは、気候変動から人種差別まで、世界で最も大きな問題についての研究を行うことに重点を置いています。