オーストラリアで家具製作を学ぶ！家具職人になれるコースを紹介

2023 8/09

オーストラリアに移住ができて、学費もあまりかからない手に職系コースの中には、様々あります。

建設業である大工もその一つですが、「肉体を使う仕事は向いていないし・・」と悩む人におすすめなのが家具職人です。女性でも働きやすく、クリエイティブな思考も活かせるので、あまり知られていないものの人気がある分野でもあります。

今回はその仕事やコース内容とおすすめの学校をご紹介します。

オーストラリアの家具職人とは

家具職人とは、主に木製の家具をデザインし、製作・修理する業務を担当します。実際の製作作業以外にも家具を作るための部品や材料を選別したり、図面を製作したりとその仕事内容は幅広いです。

オーストラリアの家具メーカーで働く場合は、主にキッチンやバスルームの家具、作りつけ、引き出し、棚などを製作する仕事をします。近年では家のインテリアに合わせて家具をオーダーする人も多く、そのようなオーダーメイドの家具を作るのも家具製作会社の業務の一つです。

大工が木材を利用して工事現場で家の構造を作る業務であるのに対し、家具職人は主に会社の工房などで働きます。

家具職人は大工に比べて小さな規模の作業を行うので、肉体労働は比較的少ないと言えます。また繊細さと器用さが求められる職業であり、インテリアデザインに興味がある人にもおすすめです。

大手求人サイト、seekによるとオーストラリアの家具職人の平均年収は$45,000から$65,000ほどです。

日本の求人サイト、indeedによると日本の家具職人の平均年収は￥3,602,250ほどです。

オーストラリアでの家具職人の需要は上がっており、2021年から2026年までは4.7%成長する分野とされています。2021年に27,700ほどである雇用は2026年には269,000になるとの予想です。

雇用がある州はNSW州、VIC州、QLD州などに集中しており、都市がある場所ほど求人が多くなることが分かります。

ペイント、タイル、大工のコースと比べると家具製作が学べるコースは多くはありません。

現在オーストラリアにあるコースで留学生が学べるのはTAFE QLDとTAFE VICのhomesglenのみです。2つしかないため、その違いさえ分かれば選びやすいですね。

コース名	Certificate III in Cabinet Making
コース期間	2年
授業料	$24,000 ※授業料は変更される場合もあります
キャンパス	QLD ブリスベン、ゴールドコースト、サンシャインコースト
コース開始	1月、7月 ※4月、10月入学はゴールドコーストのみ可能
入学条件	高校卒業＆IELTS 5.5(5.0)

TAFE QLDではCertificate IIIが２年で取得することができるため、学費が安く抑えられ、コースの難易度もHomesglenよりは易しいといえます。

このコースでは、家具製作やキッチン、バスルームの製造と設置のスキルを身につけ、キャビネットメーカーとしての資格を取得することができます。

ダイニングやベッドルームスイート、アンティーク、オフィス家具などの独立型家具を専門に製作することもでき、キッチンやバスルームの備品の製作と設置に必要なスキルを学ぶこともできます。

主なコース内容

・無垢材、フラットパネル、木材ベースの素材を使った高級木材製品の製造と修理のスキル

・手動およびコンピュータ支援による図面の作成

・電動工具や木工機械の使用

・コストと時間の制約の中での作業など

・デザインから生産までのプロセス

コース名	Certificate III in Cabinet Making + Certificate IV in Furniture Design and Technology
コース期間	2年(1年+1年)
授業料	合計$31,800($15,900×2コース) ※授業料は変更される場合もあります
キャンパス	VIC Chadstone
コース開始	2月、7月
入学条件	高校卒業＆IELTS 5.5(5.0)