オーストラリア留学やワーキングホリデーを考えている方が最も気になることの一つが「実際の物価」です。
「日本の2倍くらいする」
「何でも高い」
というイメージを持っている方も多いですが、実際には商品によって価格差は大きく異なります。
特に近年は日本でも物価が上昇しているため、以前ほど「すべてが圧倒的に高い」という状況ではなくなっています。
この記事では2026年時点の最新情報をもとに、
- 日本との物価比較
- スーパーの商品価格
- 外食費
- 家賃相場
- 留学生が毎月必要になる生活費
を分かりやすく紹介します。
結論:オーストラリアの物価は日本より大分高い!

2026年現在、オーストラリア全体の物価は日本より高い水準です。
ただし、
- 家賃
- 外食
- カフェ
- 人件費が関係するサービス
は日本よりかなり高く、
一方で
- 牛乳
- パン
- ワイン
- 牛肉
- 季節の野菜
などは日本と同程度、あるいは安く購入できることもあります。
つまり「全てが高い」のではなく、人件費の影響を受ける商品ほど価格差が大きいという特徴があります。
都市によって物価は大きく変わる

上の表はexpatistanによる、2022年のオーストラリアの都市別物価ランキングです。
※Price Indexはプラハを元として比べた時の値です。(191=プラハより91%高いということ)
グラフをみると一番高いのがシドニー、メルボルン、キャンベラ、ブリスベンなどの都市となっています。
反対に安いのがウーロンゴンやタウンシヴィルなどの地方で、一位のシドニーとタウンシビルは大きく差が開いています。
【2026年】実際の商品と値段を見てみよう

食材
家賃の次に高い生活費といえば、食費ですよね。留学やワーホリで来る人は特に、スーパーの食材の値段が気になるのでは?
地域色の強いスーパーが混在する日本と違い、オーストラリアで有名なのはColes、 Woolworthsの2つのみ。他にもスーパーはあるのですが、この2つは値段が安めでどこにでも店舗があるので最も一般的です。今回はColesの食材の値段から物価を見てみましょう。
同じ食材でも種類によって値段は異なりますが、グラフでは最も安いものを紹介していきます。
※日本円換算は$1=110円で換算し、小数点以下切り捨て
| パン | 1個 | A$3-5(330円~550円) |
| 米 | 5kg | A$15-25(1650円~2750円) |
| 牛乳 | 2L | A$3-5(330円~550円) |
| 卵 | 12個 | A$5-8(550円~880円) |
| 鶏むね肉 | 1kg | A$11-15(1210円~1650円) |
| りんご | 1kg | A$4-6(440円~660円) |
| バナナ | 1kg | A$3-5(330円~550円) |
| 水 | 500ml | A$2-4(220円~440円) |
| 牛ひき肉 | 1kg | A$14-20(1540円~2200円) |
| パスタ | 500g | A$2-4(220円~440円) |
パン
スーパーで販売されている一番シンプルな食パンは、セール時でA$2前後、通常価格でもA$2〜4程度です。全粒粉やライ麦、穀物入りの食パンはA$3〜6ほどで販売されています。
オーストラリアのパンは日本より一斤あたりのサイズが大きく、1人暮らしでは食べ切れないこともあります。冷凍保存を活用する家庭も多く、量を考えるとコストパフォーマンスは日本と同程度、あるいは安く感じるでしょう。。
米
スーパーではさまざまなお米が販売されています。
最も安価なのはLong Grain Rice(長粒米)で、パラパラとした食感が特徴です。日本のお米に近いものを選ぶ場合はSushi RiceやJapanese Style Riceがおすすめです。
価格の目安は、
- Long Grain Rice(5kg):A$12〜18
- Sushi Rice・Japanese Style Rice(5kg):A$18〜30
日本米は輸入品も多いため価格は高めですが、以前より種類が増え、購入しやすくなっています。
乳製品
オーストラリアは酪農が盛んな国のため、乳製品は比較的リーズナブルです。
価格の目安は、
- 牛乳(2L):A$3〜5
- ラクトースフリー牛乳(2L):A$4〜6
- 豆乳・オーツミルク・アーモンドミルク(1L):A$2.5〜4.5
- バター(250g):A$4〜7
- ヨーグルト(1kg):A$4〜7
物価上昇の影響で以前より価格は上がっていますが、日本と比べても大きな差はありません。
卵
卵は飼育方法によって価格が異なります。
- ケージ飼育(12個):A$5〜7
- フリーレンジ(12個):A$7〜10
オーストラリアでは動物福祉への関心が高く、多少価格が高くてもフリーレンジの卵を選ぶ人が多い傾向があります。
野菜・フルーツ
野菜や果物は季節によって価格が大きく変動しますが、年間を通して見ると日本と同程度か、商品によっては安く購入できます。
スーパーでは量り売りや1個単位で購入できる商品が多く、必要な分だけ買えるのも特徴です。また、多くのスーパーにはオーガニックコーナーがあり、日本より手軽にオーガニック食品を購入できます。
肉
オーストラリアは畜産業が盛んなため、牛肉や鶏肉は比較的手頃な価格で購入できます。
価格の目安は、
- 鶏むね肉(1kg):A$11〜15
- 豚肉(1kg):A$12〜18
- 牛ひき肉(500g):A$7〜10
- 牛ステーキ肉(1kg):A$20〜35
日本のような薄切り肉や細切れ肉は一般的なスーパーでは少なく、大きなブロック肉やステーキ用のカットが中心です。日本食スーパーでは薄切り肉も販売されています。
加工肉は比較的リーズナブルで、
- ベーコン(200g):A$5〜8
- ソーセージ(500〜600g):A$6〜10
程度が目安となります。
外食は日本より高め

外食はオーストラリアで最も高く感じる部分です。
例えば
| メニュー | 価格 |
|---|---|
| コーヒー | A$5〜7 |
| ラーメン | A$20〜28 |
| 牛丼 | A$18〜22 |
| ハンバーガー | A$15〜25 |
| パスタ | A$22〜35 |
| 日本食ランチ | A$18〜28 |
日本円にすると高く感じますが、その理由は最低賃金の高さです。
2026年7月からオーストラリアの法定最低賃金は時給A$26.44となり、世界でもトップクラスの水準です。人件費が高いため、飲食店の価格も高くなっています
洋服

| kマート | Tシャツ | A$4-8(440円~880円) |
| ジーパン | A$20-35(2200円~3850円) | |
| セーター | A$15-30(1650-3300円) | |
| cotton on | Tシャツ | A$15-30(1650-3300円) |
| ジーパン | A$50-80(5500-8800円) | |
| セーター | A$35-60(3850-6600円) | |
| ユニクロ | Tシャツ | A$20-30(2200-3300円) |
| ジーパン | A$50-70(5500-7700円) | |
| セーター | A$40-70(4400-7700円) |
※セール時はさらに30〜50%ほど安くなることもあります。
安く購入するならKmartがおすすめ
生活用品から家具、家電、衣類まで幅広く揃うKmartは、留学生やワーキングホリデーの方に最も人気のあるショップの一つです。
Tシャツやジーンズなどの普段着をリーズナブルな価格で購入できるため、渡豪後に生活用品と一緒に洋服を揃える人も少なくありません。品質は価格相応ですが、日常使いには十分です。
また、SaversやVinniesなどの古着ショップでは、有名ブランドの商品を数ドルから購入できることもあり、節約したい方にはおすすめです。
カジュアルブランドも充実
日本でいうGUのようなカジュアルブランドとしては、Cotton OnやSportsgirl、Factorieなどが人気です。若者向けのトレンドアイテムを比較的手頃な価格で購入できます。
また、日本でもおなじみのUNIQLOはオーストラリアでも人気が高く、シドニーやメルボルンなどの主要都市を中心に店舗があります。ただし、日本と比較すると価格はやや高めに設定されている商品が多く、特に冬物やアウターは価格差を感じることがあります。
セール時期(EOFYセールやBoxing Dayセールなど)を狙えば、大幅な割引価格で購入できるため、急ぎでなければセールを待つのもおすすめです。
日用品
オーストラリアでは、日用品もここ数年で値上がりしていますが、スーパーの自社ブランドやKmartの商品を選べば、比較的安く揃えることができます。
一般的な価格の目安は以下の通りです。
| 商品 | 2026年の価格目安 |
|---|---|
| トイレットペーパー(24ロール) | A$10〜18(1100円~1980円) |
| シャンプー(400〜500ml) | A$4〜10(440円~1100円) |
| 歯ブラシ(1本) | A$2〜6(220円~660円) |
| 化粧水・保湿ローション(400ml前後) | A$5〜12(550円~1320円) |
| 大型ゴミ袋(40枚) | A$6〜12(660円~1320円) |
| 風邪薬(10〜24錠程度) | A$8〜18(880円~1980円) |
商品によって価格差が大きく、スーパーのホームブランドであれば安く購入できますが、日本でも知られているブランドや敏感肌用、オーガニック商品などは価格が高くなります。
日用品は、ColesやWoolworthsなどのスーパー、Kmart、Target、Big Wなどで購入できます。シャンプーや洗剤、トイレットペーパー、ゴミ袋などを安く揃えたい場合は、各店舗のホームブランドを選ぶのがおすすめです。
ゴミ袋はサイズや強度によって値段が異なります。例えば、大型の56Lゴミ袋は40枚入りでA$6程度の商品もあります。
風邪薬や鎮痛薬などの医薬品はスーパーでも購入できる商品がありますが、症状に合ったものを選びたい場合は、Chemist WarehouseやPriceline Pharmacyなどの薬局で薬剤師に相談すると安心です。
オーストラリアでは洗剤やシャンプーなどが頻繁に割引され、通常価格から30〜50%程度安くなることもあります。急ぎでなければ、ColesやWoolworthsの週替わりセールを利用することで日用品代を抑えられます。
タバコとアルコールが高い

タバコやお酒などの嗜好品には高い税金が課されており、特にタバコは日本と比べて非常に高額です。
オーストラリアは、世界でもタバコの価格が高い国の一つです。2026年現在、正規に販売されている20本入りのタバコは、安い銘柄でもA$40前後、一般的にはA$45〜55程度が目安です。2025年9月時点でも、20本入りの代表的な銘柄が約A$43で販売されており、その後も高い価格水準が続いています。
タバコ税は定期的に引き上げられており、2025年9月には20本分にかかる物品税だけで約A$30に達しました。販売価格の大部分を税金が占めているため、喫煙者にとっては非常に負担の大きい国といえます。
お酒も日本より高めですが、購入する商品や場所によって価格は大きく異なります。一般的な酒販店で購入する場合の目安は、次のとおりです。
| 商品 | 2026年の価格目安 |
|---|---|
| 缶・瓶ビール(330〜375ml、1本) | A$3〜6(330円~660円) |
| ビール6本入り | A$18〜30(1980円~3300円) |
| ビール24本入り | A$50〜75(5500円~8250円) |
| 低価格帯のワイン | A$5〜10(550円~1100円) |
| 一般的なワイン | A$12〜25(1320円~2750円) |
| スピリッツ(700ml) | A$40〜65(4400円~7150円) |
ビールはケースで購入すると、1本当たりの価格を抑えられます。また、オーストラリアはワインの生産国であるため、低価格の商品であればA$5〜10程度から購入できます。
パブやバーで飲む場合は、酒販店で購入するよりかなり高くなります。ビールはグラスの大きさや都市によって異なりますが、スクーナーでA$8〜13程度、パイントでA$10〜16程度が一般的な目安です。シドニーやメルボルンの中心部、観光地、高級バーでは、1杯A$15を超えることもあります。2026年6月時点では、パースのパイント平均価格もA$9を超えています。
一方、夕方などに設定される「ハッピーアワー」では、通常よりA$2〜5ほど安く飲めることがあります。大学周辺のパブやRSL、ボウリングクラブなどでは、比較的リーズナブルな価格で提供されることもあります。
アルコールの販売ルールは州や準州によって異なります。日本のように、すべてのスーパーやコンビニで自由に購入できるわけではありません。一般的には、BWS、Dan Murphy’s、Liquorland、First Choice Liquor Marketなどの酒販店、いわゆる「Bottle Shop」で購入します。
ColesやWoolworthsの店舗に酒販店が併設されていることもありますが、スーパーの食品売り場とは別店舗・別会計になっていることが一般的です。一部の州では、認可を受けたスーパーで直接販売される場合もあるため、地域によって購入方法が異なります。
オーストラリアの物価と上手に付き合うには
オーストラリアに来た留学生の多くは、家賃や外食費をはじめとする物価の高さに驚きます。
日本の価格とそのまま比較すると、ほとんどの商品やサービスが高く感じられ、渡航直後は買い物をするたびにストレスを感じることもあるでしょう。
しかし、毎日の食事をできるだけ自炊する、スーパーの週替わりセールを利用する、ホームブランドの商品を選ぶ、家具や家電を中古で揃えるといった工夫をすることで、生活費は大幅に抑えられます。
オーストラリアは物価が高い一方で、賃金水準も高い国です。2026年7月1日以降の全国最低賃金は、時給A$26.44です。また、最低賃金が適用されるカジュアル雇用の場合は、25%のカジュアル・ローディングを含めて時給A$33.05以上となります。職種や雇用条件によっては、土日・祝日や夜間の勤務に追加手当が付くこともあります。
そのため、多くの留学生が学業と両立しながらアルバイトを行い、生活費や学費の一部に充てています。学生ビザでは、通常、授業期間中は2週間で48時間まで働くことができます。
現地でアルバイトを始め、オーストラリアドルで収入を得られるようになると、日本から送金してもらう金額を減らすことができ、円安による影響も受けにくくなります。
ただし、仕事がすぐに見つかるとは限らず、勤務時間も毎週保証されるわけではありません。アルバイト収入だけで学費や生活費のすべてを賄うのではなく、渡航前に余裕を持った資金計画を立てたうえで、現地収入を生活の補助として考えることが大切です。
物価が高くても幸せ?その理由は

物価や生活費が高いオーストラリアが、それでも移民や留学生に人気な理由はそのライフスタイルにあるのではないでしょうか。オーストラリアでは仕事と私生活、街と自然のバランスがとれており、生活の質が高いとされています。
さらに人口密度が低いため、都市でもある程度のスペースがあり、ゆとりをもって暮らしたいという人にも人気です。
のんびりとした豊かなライフスタイルに価値を感じる人は、オーストラリアがぴったりかもしれません。

オーストラリア生活の準備をしよう
現地での生活費がどれくらいかかるか知り、現地に行ってから困ることのないようにしましょう。オーストラリア留学について分からないことがありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。








