オーストラリアの時差とは?サマータイムの仕組みについても解説

時計
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オーストラリアの時差はどれくらい?

オーストラリアと日本の時差は30分〜2時間ほど。

アメリカやカナダ、イギリスは8〜18時間であると考えると、かなり短いですね。

時差が短いことで、時差ボケが起こりづらく、日本にいる家族や友達と連絡が取りやすいというメリットがあります。

さらにオーストラリアにいながらオンラインで日本での就活をしたり、リモートで日本の仕事を受けたりすることもできます。

タイムゾーン

広大なオーストラリアの時間は、国内で3つの時間帯(東部、中央部、西部)に分かれていて、州によってはサマータイムを実施しています。

サマータイムとは?

日本ではサマータイム(夏時間) と言っています。

このサマータイム制度とは、北半球では日の出時刻が早まる時期(例えば、4月〜10月)に、時計の針を1時間進め、夕方の明るい時間を増やし、日の出から1日の活動開始までの太陽光を有効活用できない時間を減らす制度です。

サマータイム制度は、現在、世界の70カ国以上で実施されていて、OECD(経済協力開発機構)加盟国の中では、日本、韓国、アイスランド(白夜になるため、サマータイムを導入する必要がない)以外の全ての国で導入されています。

日本では、1948年にGHQの指示によってサマータイム制度を導入しましたが、電力事情や国民の半数以上から反対され不評である旨の世論調査結果を背景として、1952年4月に廃止されました。

日本との時差 サマータイム期間中の時差

クイーンズランド州 ケアンズ +1 +1(サマータイム実施なし)
クイーンズランド州 ブリスベン +1 +1(サマータイム実施なし)
クイーンズランド州 ゴールド・コースト +1 +1(サマータイム実施なし)
ニュー・サウス・ウェールズ州 シドニー +1 +2
首都特別地域 キャンベラ +1 +2
ビクトリア州 メルボルン +1 +2
タスマニア州 ホバート +1 +2
南オーストラリア州 アデレード +0.5 +1.5
西オーストラリア州 パース

オーストラリアとサマータイム

オーストラリアにサマータイムが最初に導入されたのは1917年ですが、同じ年に人々の要請で廃止されました。第2次世界大戦中の1942年には、連邦政府によりすべての州で再びサマータイムの採用が決まり、1944年まで継続されましたが、西オーストラリア州では農民などに不便だという理由で早々に廃止されました。

1967年にはタスマニア州が、1971年にはニュー・サウス・ウェールズ州が州議会で法案を通過させ、さらにオーストラリア首都特別地域、ビクトリア州でサマータイムが再導入されました。続いて、クイーンズランド州、南オーストラリア州も加わりました。

しかしながら、北部準州はサマータイムを取り入れず、クイーンズランド州では不評のため廃止され、西オーストラリア州では1974年に採用したものの、翌年には廃止されました。上記のように、現在でもすべての州がサマータイムを実施しているわけではなく、州によって対応は様々です。

期間は通常毎年10月第1日曜日から翌年4月の第1日曜日までで、 オーストラリアにとって夏であるこの期間には州によって時計の針を1時間進める必要があるため注意が必要です。

スマホやパソコンなどの電子機器は自動で切り替わるので、変更を心配する必要がありません。

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