オーストラリアの税金制度とは?留学生・ワーホリが知っておくべきこと

税金のイメージ写真

オーストラリアに住むなら知っておきたい、税金制度についてご紹介したいと思います。

目次

オーストラリアの主な税金

法人税

オーストラリアで設立された現地法人にかかる税金。「所得税法」上のオーストラリア居住会社は全所得に対して課税されます。

参考:ATO公式サイト

所得税

アルバイト先の会社や店からもらった給料や、自分でビジネスをして稼いだお金などの、個人の所得に対してかかる税金。

オーストラリアで就労をした場合は所得税がかかり、その税率は稼いだ金額やビザによって変わります。

オーストラリアで半年以上のコースで学んでいる場合は、「所得税法」上のオーストラリア居住者とみなされるため、税率が低くなります。

所得税の税率

1 居住者(2022–23年 税額・税率)※メディケア税は含まない

課税所得収入と税率
0~$18,2000%
$18,201~$45,000$18,200を超える分は、$1当たり19セント(19%)
$45,001~$120,000$5,092 + $45,000を超える分は、$1当たり32.5セント(32.5%)
$120,001~$180,000$29,467+$120,000を超える分は、$1当たり37セント(37%)
$180,001以上$51,667+$180,000を超える分は、$1当たり45セント(45%)

2 外国人居住者(2022–23年 税額・税率)

課税所得(豪ドル)税額・税率
0~$120,000$1当たり$32.5セント(32.5%)
$120,001~$180,000$39,000+$120,000を超える分は、$1当たり37セント(37%)
$180,001以上$61,200+$180,000を超える分は、$1当たり45セント(45%)

2 ワーキングホリデー(2022–23年 税額・税率)

課税所得(豪ドル)税額・税率
0~$45,000$1当たり15セント(15%)
$45,001~$120,000$6,750+$45,000を超える分は、$1当たり32.5セント(32.5%)
$120,001~$180,000$31,125+$120,000を超える分は、$1当たり37セント(37%)
$180,001以上$53,325+$180,000を超える分は、$1当たり45セント(45%)

引用:ATO公式サイト

財・サービス税(GST)

オーストラリアの消費税のことで、購入するほとんどの物やサービスには10%の税がかかります。

しかし食料品や医療品、教育費など生活に不可欠なものは課税の対象外です。

消費税がかからないものの例

野菜、果物、肉、魚、卵、パン、その他の基本的な食品、医療サービス費、チャイルドケア、チャリティ、国際運送など

メディケア税

所得税とは別にかかる税金で、国民健康保険である「メディケア」のために徴収されるもの。メディケアはオーストラリアの永住権保持者、市民権保持者、永住権申請中の人のみが加入できるので、学生やワーキングホリデーは課税の対象外です。

オーストラリアで働くために登録が必要なもの

オーストラリアで働く場合は、学生・ワーホリなどのビザの種類に関わらずTFNが必要となります。アルバイトをしようと思っている人は忘れずに申請するようにしましょう。

TFN

タックスファイルナンバー(TFN:Tax File Number)とは納税者番号のこと。

オーストラリアで働く場合は、働く際にTFNを雇用主に見せる義務があります。TFNを得ずに働いてしまうと、多く税を払わなければいけないので注意が必要です。

申請はオンラインで無料ででき、手順も簡単なので、留学中にアルバイトをする方は必ず申請しましょう。 一度取得したら、ビザのタイプが変わっても再取得は不要です。

ABN

Australian business number(ABN)とは事業者登録番号のこと。現地で個人事業主(フリーランス)として働く場合や、自分のビジネスを運営する場合に必要となります。そのためTFNと違い、働く全ての人が取らなければいけない訳ではありません。

留学生やワーキングホリデーの方でビジネスを始める場合は少ないです。しかしUberEatsなどのデリバリー、クリーナー、美容師などをする方は雇用主にABNを取るように言われることがあります。

こちらもオンラインで無料で申請できます。

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