オーストラリアで日本人の少ない地域
オーストラリアの日本人が少ない地域
皆さんがオーストラリアに渡航される大きな理由の1つに自身の英語力を伸ばしたいという希望があると思います。周りがネイティブだけでしたらいやがおうでも英語力は伸びます。しかし一度ワーキングホリデーや留学をした方なら分かるかと思いますが、そういった環境を作るのは実はなかなか難しいです。
英語学校にいけば日本人は多くいますし、また日本人が少ない学校を選んでも、ジャパレスなどの仕事の関係で日本人と接する事が多くなっていまします。それ自体は決して悪いことではありませんが、ご本人様がそういった環境を望んでないにもかかわらずそういった環境に置かれてしまうのは非常にもったいないことです。
なので今回はオーストラリアのそれぞれの地域にはどのくらい日本人がいるのかをお伝え出来ればと思います。
オーストラリアには日本人が何人?
まずはオーストラリアにはどのくらいの日本人が渡航や滞在しているのかをご紹介します。
Tourism Australiaの統計によると、2014年にオーストラリアに訪れた日本人は、32万6千人でした。32万6千人のうち、ホリデーを楽しむ目的で訪れる日本人は21万3千人、友人や親戚を訪ねる人は3万1千人、ビジネスで訪れる人は3万4千人です。正直これらのマクロ的な数字を眺めていてもあまり役に立つかはわかりませんが。
ワーキングホリデー滞在者数
オーストラリア政府機関のDepartment of Immigration and Border Protectionのレポートによると、2014年7月~2015年6月の1年間のワーキングホリデービザ発給数は11481件で、このうちファーストビザが、9333件、セカンドビザが2148件だったそうです。人によって滞在期間も異なりますが、ビザの有効期限までオーストラリアに滞在するケースが全てとは限りません。
学生滞在者数
オーストラリア大使館の情報によると、毎年約3万5千人の日本の高校生が修学旅行や短期のホームステイを目的とてオーストラリアを訪れるそうです。また、2015年には約2万4千人の学生ビザ保持者が大学や英語学校、TAFEなどの専門学校で学んでいます。
日本人移住者数
オーストラリア政府機関Department of Immigration and Citizenshipが2011年の国勢調査(Census)の結果をもとにまとめた情報によるとオーストラリア在住の日本出生者は約3万5千人でした。このうち、ニューサウスウェールズ州在住者が約1万2千人、クイーンズランド州在住者が約1万人、ビクトリア州在住者が約6千8百人、ウェスタンオーストラリア州在住者が約3千5百人です。
オーストラリアの各都市に滞在している日本人数
ここで話を本題に戻しますが、日本人に人気のある都市が存在するように日本人が少ない年も存在します。というのも広大なオーストラリアには多数の都市が存在するため、渡航者の方は様々な目的でオーストラリアに滞在するため、分散します。
2017年現在の各都市の日本人滞在者数ランキング
- シドニー
- メルボルン
- ゴールドコースト
- ブリスベン
- パース
- ケアンズ
の順になります。
シドニーやメルボルンを渡航目的としている方々は留学目的などで訪れる学生やワーキングホリデーをしにくる方々にとってシドニーやメルボルンは人気が高いです。また、サーフィンやサーフトリップをするためやテーマパークを楽しむためにゴールドコーストを訪れる日本人が多い傾向にあるのでこの結果も頷けます。
対象的に、ケアンズやパースは日本人を含むアジア人移民者や海外留学生が他の都市と比べて極めて少ないです。パースやケアンズでは日本人を避けたい日本人が集まるため、留学しに来ていると方々のモチベーションが高い傾向にあります。
日本人とつるまないように、本気で英語力を磨きたい方が集まるので、日本人同士でつるんでばかりという光景はシドニーやメルボルンと比べると滅多に見られないそうです。
前述したように様々な理由でオーストラリア留学を選んで渡航されていると思います。1つ言えることは日本人とのコミュニティを大切にすることも大事なことかもしれませんが、どうせ海外に来たなら英語を磨ける環境に身を置いた方が自身の成長に繋がる可能性は高いと言えます。
日本人が少ないという観点でのおすすめ大学
語学学校と違い、オーストラリアの大学レベルだと大学”内”では日本人を探す方が難しくなってきます。しかしアルバイトやフリータイムを誰と過ごすか?という観点に置いては、これは語学学校等の生徒と条件は同じですので、ベストをいえばそもそも日本人がいない地域の大学を選ぶのがオーストラリア人だけのネイティブ環境を作るという意味ではベストです。
そこでそういう観点からのお勧め大学をいくつかあげるとするならば、WA州のウエスタンオーストラリア大学、SA州のフリンダース大学、QLD州のグリフィス大学、サンシャインコースト大学などをお勧めします。
ネイティブがいない?
では日本人がいないからすべてOKかというとそんなことありません。近年の中国を筆頭にした留学生の増加から、大学やクラスによっては、ほとんどが中国人で中国語ばかり聞こえてくるなんて声もチラホラ聞くようにってきました。こういう情報はインターネットをいくら検索しても出てきませんし、大学側もいろいろなバイアスがかかるのであまり公表していません。
もしオーストラリアの大学や専門学校に興味があり、これらの情報を知りたいという方は無料ですので是非一度お問い合わせください。