「本来助かるはずの命が、医療設備の不足で失われている」——中学生の頃に知った途上国医療の現実が、松倉由奈さんの原点でした。医療を通して社会に貢献したいという想いを胸に、オーストラリアのモナッシュ大学(Monash University)Bachelor of Scienceへ。発生生物学・解剖学とヒューマンパソロジーを専攻し、献体による解剖実習まで経験した学びのリアルを、KOKOSを通じて留学した松倉さんご本人に伺いました。

お話を伺った方
松倉 由奈(まつくら ゆな)さん
- 留学先:モナッシュ大学(Monash University/メルボルン)
- コース:Bachelor of Science
- 専攻:Developmental Biology & Anatomy(発生生物学・解剖学)/Human Pathology(ヒューマンパソロジー)
中学生の頃に知った途上国医療の現実。留学を決めたきっかけ
——まず、オーストラリア留学を決めたきっかけから教えてください。
松倉さん:もともと生命科学や医療分野に興味があって、将来は医療を通して社会に貢献できる仕事に就きたいと考えていました。特に中学生の頃、発展途上国では医療設備や医療機器が不足しているために、本来助かるはずの命が失われている現状を学んで、大きな衝撃を受けたんです。その経験から、医療や生命科学を専門的に学びたいという思いが強くなりました。
松倉さん:また、英語は世界中の研究や医療の現場で使われています。専門知識だけでなく英語力も身に付けることで、将来は海外の文献を読んだり、国際的な環境で活躍できる人材になりたいと考えて、オーストラリア留学を決意しました。

献体による解剖実習も。Bachelor of Scienceで学んだこと
——Bachelor of Scienceでは、どのようなことを学ばれましたか?
松倉さん:Developmental Biology & Anatomy(発生生物学・解剖学)とHuman Pathology(ヒューマンパソロジー)を専攻しました。特に、胎児期から幼少期までの発達や健康について学び、人体がどのように形成されるのか、病気はなぜ起こるのかを科学的な視点から学びました。
——印象に残っている授業や課題はありますか?
松倉さん:妊婦の運動量と胎児の健康の関係について、研究計画を立案したことです。研究を実施する前の段階で、どのような対象者を選び、どのような方法で研究を進めるのかを考える難しさを学びました。実際の研究室で、研究者と一緒に研究の進め方を学ぶ機会もあって、研究の面白さと奥深さを実感しましたね。
松倉さん:ユニークだったのは、先天性疾患について学んだ後、架空のキャラクターを一人選んで「もし実在するとしたら、この特徴はどのような遺伝子や発生異常によって説明できるか」を科学的に考察する課題です。教科書の知識を応用して考える内容で、とても印象に残っています。
松倉さん:また、解剖学の実習では、献体してくださった方のご遺体を用いて人体構造を学びました。教科書では分からない人体の複雑さや生命の尊さを実感できた、とても貴重な経験でした。

世界中の学生と一つの課題を作り上げる。留学して楽しかったこと
——オーストラリア留学で楽しかったことは何ですか?
松倉さん:世界中から集まった学生と一緒に学べたことが一番楽しかったです。授業ではグループワークやプレゼンテーションが多くて、授業後もZoomで集まって課題を進めることがよくありました。異なる文化や考え方を持つ学生と協力して一つの課題を完成させる経験は、日本ではなかなかできないものでした。
松倉さん:メルボルンは多文化社会で、様々な国籍や文化を持つ人が生活しています。英語を第一言語としない人も多く、お互いの文化や宗教を尊重しながら生活していることがとても印象的でした。日本では経験できない価値観に触れられたことは、自分にとって大きな財産になりました。

課題量と「主体的に発言する授業」への戸惑い。苦労した経験
——逆に、苦労した経験について教えてください。
松倉さん:最初は英語で授業を受けることや、ディスカッションで自分の意見を伝えることに苦労しました。特にモナッシュ大学では、教授が一方的に教えるのではなく、学生が主体的に考えて発言することが求められるので、最初は戸惑うことも多かったです。
松倉さん:課題量も非常に多くて、レポート、プレゼンテーション、グループワークを同時に進めなければならず、時間管理にも苦労しました。でも、その経験を通して、自分で計画を立てて行動する力や、論理的に考える力が身に付いたと思います。
「意外と何とかなる」。これから留学を目指す人へ
——これから留学を考えている方へアドバイスをお願いします。
松倉さん:留学に興味があるなら、まずは挑戦してみることをおすすめします。留学前は「英語で授業についていけるかな」「現地で生活できるかな」とたくさん不安がありましたが、実際に行ってみると、意外と何とかなるものだと感じました。
松倉さん:もちろん、最初は英語での授業や課題、日常生活に慣れるまで大変でした。でも、現地の先生や学生はとても親切で、分からないことがあれば丁寧に教えてくれます。海外だからこそ経験できることや、日本では出会えない価値観や文化に触れる機会もたくさんあります。
松倉さん:留学は専門知識や英語力だけでなく、人としても大きく成長できる経験だと思います。迷っているのであれば、ぜひ一歩踏み出して挑戦してみてください。
「留学前だけでなく、留学中も相談しやすかった」。KOKOSを選んだ理由
——留学エージェントとしてKOKOSに決めていただいた理由を伺えますか?
松倉さん:オーストラリア留学に特化したエージェントで、現地の大学や留学制度について非常に詳しかったからです。最初はインターネットで留学エージェントを探していてKOKOSを知ったのですが、ホームページに大学情報や留学生活、ビザなどについて詳しい情報が掲載されていて、「ここなら安心して相談できそうだ」と感じました。
松倉さん:実際にサポートをお願いしてからも、メールでのやり取りや出願書類の作成などを、一つひとつ丁寧かつ迅速に対応していただきました。不安なことや分からないことも親身になって相談に乗ってくださって、安心して留学準備を進めることができました。留学前だけでなく、留学中も相談しやすい環境が整っていたことはとても心強く、KOKOSにお願いして良かったと感じています。
——松倉さん、貴重なお話をありがとうございました!
編集部より
中学生の頃の原体験から医療・生命科学の道を志し、モナッシュ大学で献体解剖実習や研究計画の立案まで経験した松倉さん。「意外と何とかなる」という言葉は、数々の課題を乗り越えた人だからこその実感です。医療・理系分野の留学は、コース選びや出願要件が複雑になりがちです。あなたの学びたい分野に合わせた進学プランを、まずは無料相談で確認してみてください。





