オーストラリアの正規留学とは?
正規留学といえば、本格的で難易度の高い留学というイメージがありますよね。しかし具体的にはどんな留学のことを正規と呼べるのでしょうか。
その定義は様々で、海外大学で学ぶことを指す場合もあれば、語学留学の反対として使われる場合もあります。
しかしどの定義の仕方でも、以下のような特徴が当てはまるようです。
・海外の大学やその他の学校に正式に所属する
・英語で専門科目を学ぶ
・現地の学生と同じように学ぶ
・資格や学位を取得する
オーストラリアの交換留学や休学留学は?
交換留学とは日本の大学に在籍しながら、短期間で海外の大学で学ぶこと。
何を学ぶか、現地の学生と学ぶのかどうかはそのプログラムによりますが、在籍する大学は日本の大学となるため、正規留学とは少し違うかもしれません。
また、休学留学とは日本の大学を休学して、海外の大学やその他の教育機関で学ぶこと。海外の大学で学んだ分の科目は日本の大学の科目と同じように単位認定してもらえる場合もあります。
しかしこの場合でも、多くの人は日本の大学に在籍したままであるので、正規留学とは呼べないかもしれません。
オーストラリアで正規留学ができる教育機関
オーストラリアで正規留学ができるのは、大学、大学院、TAFE、専門学校の4つがあります。
どの教育機関でも、入学できるかどうかは最終学歴のGPAと英語力(英語試験のスコア)で決まります。実技試験があるコースもありますが、ほとんどのコースで入学試験はありません。
オーストラリアの大学
オーストラリアの大学では留学生を受け入れているコースがたくさんあり、幅広い分野から選ぶことができます。
学士号(Bachelor)取得までは3年と、日本の大学より1年短いのが特徴。しかしこれはオーストラリアでは、日本の大学の1年分(一般教養科目など)に当たる部分を高校で学んでしまうため。
結果、日本の高校から直接入学すると1年分の知識が足りないということになります。しかし、そのような学生の知識を補うための「ファウンデーションコース」というものがあります。
ファンデーションコースは8ヶ月〜1年ほどで、卒業すれば大学の学部に入学することが可能です。
ファウンデーションコースに通う以外にも、TAFEや専門学校のディプロマコース(学士より下の学位)を卒業することで大学入学できる場合もあります。
オーストラリアの大学院
オーストラリアの大学院でも、留学生は様々なコースから選ぶことができます。
コースの期間は通常2年で、コースワークとリサーチワークという種類に分かれています。
コースワーク
決められたカリキュラムに従って学び、単位を取得することで卒業する。ほとんどの留学生がこのコースに進学する。
リサーチワーク
研究を行い、論文を書くことで卒業する。コースワークより難易度が高い。
日本の大学院との違いとしては、入学の際に就労経験を見られることがあるという点があります。
オーストラリアでは社会人として働いてから大学院に通う人も多く、コースによっては職業経験○年が入学条件となっている場合も。
さらに、最終学歴が条件に満たしていない場合でも、コースと関連する職業での十分な就業経験がある場合、入学を許可されることもあります。
また、全く異なる分野の学部を卒業していても、大学院から入学できるコースもあるので、キャリアや専攻を変えたい人にもおすすめです。
オーストラリアの大学院は日本の大学院よりも融通が効く部分があり、ケースバイケースで決められる部分が多いですね。
オーストラリアのTAFE
TAFEとはオーストラリア公立の職業専門学校のこと。
実践的なスキルを身につけることを目標としており、ビジネスやITなどの分野はもちろん農業、チャイルドケア、美容師、家具職人まで300以上ものコースがあります。
元々、現地の人向けに開設された教育機関であるため、学生には現地のオーストラリア人が多いです。さらに公立なので、キャンパスの設備は非常に整っています。
TAFEで取得できる学位には、Certificate(資格)〜Associate Degree(大学二年生)などがあります。学位のレベルが高くなるほどコース期間も長くなりますが、半年〜3年のものが多いです。
一部のTAFEではBachelor(学位)を取得できるコースもあり、卒業すると大卒と同等の資格がもらえます。
大学のコースよりも学費が抑えめなので、Bachelorは取りたいけど費用は抑えたいという人におすすめです。
オーストラリアの専門学校(カレッジ)
専門学校はほとんどが私立で、TAFEや大学よりも規模が小さく、留学生率が高くなることが多いです。
TAFEよりコースのバラエティは少なく、ビジネス、会計、IT、チャイルドケア、ホスピタリティなどの留学生に人気のコースが中心となります。
取得できる学位はTAFEと同じで、CertificateからBachelorまで幅広く、一部の学校ではMaster(修士)も提供しています。
専門学校に通う一番のメリットは、どの教育機関よりも学費が安いことが挙げられます。特に一番高い大学と比べると、同じ学位のコースでも3倍もの差があることも。
さらに、大学やTAFEではキャンパスが郊外にあることも多く、都心に近づくほど比例して学費が上がる傾向にあります。
しかしほとんどのカレッジは都心にあり、ビルの中などにある場合が多いため、学費もかなりリーズナブルです。
また、留学生が多いため、英語が不得意な学生のためのサポートが充実している学校も多くあります。
オーストラリア正規留学のための留学エージェント選び
オーストラリアには無料・有料の様々な留学エージェントがたくさん存在します。しかしその多くが語学留学や数週間のコースなどの短期留学のみを扱うエージェントです。
その理由は、大学との契約を得るには州政府から、正規留学エージェントとして公式認定してもらう必要があるからです。
正規留学の場合は、大学・院やTAFE・専門学校を主に扱う留学エージェントに相談する必要があるでしょう。そのため、留学エージェントを選ぶ際は、目的の教育機関への紹介をしているかどうか確かめる必要があります。
さらに正規留学エージェントであっても、すべての大学やTAFEと契約しているところは非常に少ないため、基本的には紹介できる学校の中から提案することになります。
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