オーストラリアで留学生に人気のバイト先13選!稼げる仕事はどれ?

オーストラリアのカフェでアルバイトをする女性のイメージ

オーストラリア留学に来る学生の多くは、現地でアルバイトをして費用の足しとしています。

しかしオーストラリアと日本では仕事のスタイルや業務内容、給与の違いがあるので、バイト先選びで迷ってしまう方もいるようです。そこで今回は、オーストラリアで留学生に人気のバイト先はどんなものがあるか、時給はどれくらいなのかを紹介したいと思います。

目次

オーストラリアで留学生でもやりやすいアルバイトとは?

留学生に人気のアルバイトの条件としては以下があげられます。

  • シフトに融通が利く
  • 土日や祝日も働ける
  • 高い経験値や英語力を必要としない

日本なら経験がなくても大抵のアルバイトで採用してもらえますよね。しかしオーストラリアは経験を重視するため、ポジションによっては数年の経験を求められます。

逆に言えば、日本でアルバイト・就業経験がある方なら時給アップをしてもらえたり、待遇のいい仕事をゲットできる可能性があるということです。

留学生に人気なアルバイトを以下で紹介していくので、自分の経験が活かせそうなものがあるか確かめてみてください。

また、時給も紹介していますが、バイト先によってはキャッシュハンドで給料を渡されるところや、オーストラリアの法を守らず最低賃金以下で雇っていることもあります。この賃金はあくまで目安として参考にしていただければと思います。

※時給はtalent.comのaverage salary in Australia 2022から引用。

ディッシュウォッシャー/キッチンハンド

ディッシュウォッシャーとキッチンハンドとして働く人のイメージ

ディッシュウォッシャーとはキッチンの洗い物担当のことで、調理で使われた器具や客用の皿やグラスを洗う仕事です。

多くのレストランやカフェでは食洗機があるので、ディッシュウォッシャーの役目はシンクに溜まった食器類を食洗機のトレーに並べ、洗い終わったら軽く拭いて食器棚に戻すこと。汚れがこびりついているものは食洗機では落ちないため、スポンジやブラシを使って手作業で洗う必要があります。

キッチンハンドは調理をするシェフの指示に従って調理の手伝いをする仕事。野菜を切ったり、サンドイッチやスムージー、サラダなどの簡単な料理を担当したりします。

どちらも仕事内容は単純で、経験がなくても採用してもらえる場合が多いです。小さなお店ではディッシュウォッシャー兼キッチンハンドのような形で1人で両方のポジションを担当することもあります。

キッチンで経験を積んで実力が認められればメイン料理を手伝わせてもらえたり、上のポジションに昇格することもあるので、将来シェフとして働きたい人にはおすすめです。

しかし労働環境が辛いと感じる人は多いようで、理由にはキッチンの中が蒸し暑いこと、勤務中は常に動きっぱなしであることが挙げられます。さらに少しミスをすれば手を切ったり火傷をしたりと、身体的に厳しい仕事の1つです。

キッチンハンド
最低時給 $24.47
平均時給 $26.45
最高時給 $28.1

ディッシュウォッシャー
最低時給 $22.50
平均時給 $24
最高時給 $26.18

シェフ

オーストラリアのレストランで働くシェフのイメージ

シェフとはキッチンを仕切ってメイン料理を作ったり、メニューの考案をしたりと調理のリーダーとも言えるポジション。

本格的なレストランやカフェでシェフとして採用されるには、最低3年ほどの経験が必要とされるため、難易度は高いです。しかしチェーン店などでは作業がマニュアル化されており、簡単にできるので未経験でも採用してもらえることがあります。

日系のレストランではスタッフも日本人なことが多く、高い英語力を必要とされないことが多いです。経験に応じて時給が上がるので、日本で調理師として働いていた豊富な経験がある方は高時給をもらえる可能性があります。

最低時給 $29.49
平均時給 $32.08
最高時給 $42.67

ウェイター/ウェイトレス

オーストラリアのカフェで働くウェイトレス

ウェイター/ウェイトレスは特に人気の仕事の一つで、飲食店のフロアを担当し、注文を聞いたり料理をサーブしたりするのが主な業務です。

さらに予約を取ったり、簡単な清掃も行うことがあります。

客や他のスタッフと会話する機会が多いため、問題なくコミニュケーションが取れるレベルの英語力がないと採用されるのは難しいです。加えて経験が必要とされることも多く、トライアルでは接客マナーがなっているか、皿を同時に3-4枚運ぶことができるかなどがチェックされます。

顧客とたくさんのコミニュケーションをしなくてはいけないので、英語力や対応力が磨かれるでしょう。さらに毎日異なる人と接することができるので、退屈しにくい仕事でもあります。オーストラリアは顧客とお店のスタッフとの距離が近く、フレンドリーに接してくる客も多いので、現地の人との交流ができるのも魅力です。

デメリットとしては、混雑具合によってシフトの時間が変更される場合があることです。特にカジュアルワーカーとして働いている場合は、毎週異なるシフトが渡されることもあり、安定的な収入が得られない場合もあります。

ウェイター/ウェイトレスはお店の顔であるため、クレームを受けたり、失礼な客の対応をする必要があることも。さらに人手が足りていないお店などはスタッフ同士の雰囲気も悪く、人間関係に悩んでしまう人もいます。

最低時給 $25.64
平均時給 $28.21
最高時給 $31.50

バーテンダー

オーストラリアのバーで働くバーテンダー

カクテルなどのお酒を作って提供するのが主な仕事のバーテンダー。お酒の知識があることや、数多くあるレシピを覚えていること、お客さんを喜ばせる会話力が求められるため、経験・英語力の難易度は高いです。

バーで働いているのは現地のオーストラリア人が多く、バイト先で日本人スタッフがいるというケースはとても少ないです。現地の人が働いているということはその分給料もいいということで、他の接客業・飲食店業と比べても高い時給をもらえることが多いです。

バーの開店時間は夕方ー深夜がメインのため、夜型の生活に適応できる人に向いています。バーの華やかで楽しい雰囲気で働くことができるのも魅力です。

英語力・必要とされる経験の難易度から、留学生でバーテンダーをする人は少ないです。

最低時給 $28.50
平均時給 $30
最高時給 $37.28

バリスタ

バリスタがコーヒーを淹れている様子

カフェの多いオーストラリアでは、美味しいコーヒーを作ることができるバリスタ需要が常にあります。留学生からの人気が高いバイト先で、その理由にはおしゃれなカフェで働けること、朝早いシフトであるため学業との両立がしやすいことがあります。

未経験からバリスタになることは難しく、多くのお店では即戦力が求められています。そのためチェーン店であっても日本でバリスタの経験がある人や、本格的なコーヒーマシンでコーヒーが作れるという人はバリスタの仕事を見つけやすいでしょう。

「経験がないけどバリスタとして働きたい」という人は、学校のバリスタコースに通ってスキルを身に付けるのがおすすめです。またコーヒーをメインのメニューとしていないお店(レストランやスーパーなど)では経験が浅くてもコーヒーを作る業務を任される場合があります。

最低時給 $25.61
平均時給 $27.65
最高時給 $34.22

クリーナー

オーストラリアの家を清掃するクリーナーのイメージ

クリーナーとは清掃業一般を指し、清掃する場所は仕事によって様々です。

オフィスやショッピングモール、ホテルなどの施設の清掃、さらにシェアハウスやアパートなどの住宅の清掃を担当することもあります。

清掃は複数人で行うことも多いですが、基本的にはあまり人と関わらない仕事なので、人間関係で悩むことも少ないです。夜遅くまでシフトが入ることがないので、朝に仕事して、昼〜夜は学校や休憩に当てるなど、メリハリのある生活ができます。

一方でしゃがんだり立ったり、重いものを運んだりと体を使うため、身体的な負担は大きいです。

しかし経験や英語力がなくても採用してもらえることが多く、給与が比較的高いため、留学生に人気のアルバイト先の一つとなっています。

雇用主によっては毎回清掃場所が変わる場合もあり、現地での運転免許を所持していることが応募条件になっていることもあります。

最低時給 $25.76
平均時給 $27.54
最高時給 $35

工場スタッフ

オーストラリアの工場で働くスタッフ

工場によって製造するものは異なり、野菜や肉のカット、パッキング、精肉などの食品、自動車、雑貨まで様々です。

単純で簡単な作業を繰り返し、こまめに休憩が入るという工場もあれば、力の必要な作業のためスタッフはほぼ男性という工場も。

特にミートファクトリーは精神的にも身体的にもきつい仕事であるため、応募する前によく調べるのがいいでしょう。工場は郊外にあるため、通勤可能な距離かを確認する必要があります。

工場でのアルバイトに関する情報は少なく、日系サイトには劣悪な条件の求人が掲載されていることも多いようです。seekやindeedの求人から探したり、またはfacebookの英語のコミニュティなどに参加して、信頼できそうな情報を得るのがおすすめです。

工場での仕事は英語力や経験を必要とせず、内容も単純であるためゲットしやすい仕事と言えます。しかし仕事内容が単純すぎたり、身体的に辛いというデメリットも。さらにシフトが土日だったり、夜間であることもあります。そのため、工場で働く人は短期間契約が多く、効率的に稼いで次の仕事へ移るというケースが多いようです。

最低時給 $25.50
平均時給 $27
最高時給 $30.77

ペットトリマー

犬の毛をカットするペットトリマー

オーストラリアでは犬を飼っている人が多く、特に毛の長い洋犬が人気です。そのため定期的な毛のケアが必要な犬が多く、ペットサロンは頻繁に見かけます。

ペットサロンでの求人は日系サイトによく載っており、その理由はオーナーが日本人だったり、日本と関わりがあったりすることが多いため。日本のペットトリミング技術は世界的にも評価されており、「日本人オーナーから技術を学んでから独立して開業した」という現地オーナーもいます。

日本でペットトリミングの経験がある人は、多少英語力が低くても採用してもらえる可能性があります。しかしオーナーが日本人ではない場合、トリミングの指示などは全て英語となるため、十分な英語力が必要となります。

ドッグサロンの中でも犬を専用のバスに入れて洗う「dog washer」というポジションは経験がなくても採用してもらえる可能性があります。

最低時給 $21.79
平均時給 $21.79
最高時給 $21.79

ベビーシッター/オーペア

赤ちゃんの世話をするベビーシッターのイメージ

ベビーシッターとは子供がいる家庭に行き、親が出かけている間に子供の世話をする仕事。食事をあげたり、トイレの手伝いをしたり、宿題を見るなど、仕事の幅は広いです。日本人の家庭では、子供に英語と日本語の2か国語を習得させるため、日本語を教えてほしいと頼まれることもあります。

オーペアとは家庭の一部屋を借り、家賃を無料にしてもらう代わりにベビーシッターをしたり、家事をする仕事です。食事も出る場合が多く、給料も別で出ることがあります。

この2つの仕事は留学生が多い仕事で、家族と会話することで英語を上達させたり、文化の違いを知ることができるというメリットがあります。さらにベビーシッターやオーペアを頼む家庭は裕福であることが多いため、綺麗で豪華な部屋に住めることも。

デメリットとしては、家庭によっては契約内容より業務時間が長くなったり、仕事内容が増やされやすいということです。特にオーペアの場合は時間が終わっても気づけば家事をしていたり、子供に問題があったら対処したり・・と長時間労働になりがちです。

良心的な家庭であれば、時間外労働をしないための配慮をしてくれたり、家族の一員のように接してくれたりと、仕事がしやすいことが多いです。

ベビーシッター
最低時給 $21.79
平均時給 $21.79
最高時給 $21.79

オーペア
最低時給 $30
平均時給 $32.82
最高時給 $100

建築作業員

工事現場で働く建設作業員のイメージ

建設作業員は需要が高く、高時給が見込めるバイトの一つ。オーストラリアでは都市開発が進んでおり、建設中の建物が至る所にあるものの、人手不足のため工事が進んでいないことが多いです。

経験がなくても、安全講習を受けて必要とされている資格を取れば、誰でも働くことができます。工事というと男性の仕事というイメージが強いですが、オーストラリアでは若い女性が働いていることも多く、道端で標識を持って案内している女性をよく見かけます。

仕事は基本的に野外で、肉体労働であるため楽な仕事ではありません。しかし仕事によっては建物の内装を担当する場合もあるので、現場による部分が大きいでしょう。

長期間で一つの建物を工事することもあれば、毎日違う場所に派遣されることもあります。移動のため運転免許を持っていることが条件とされているところも多いです。

最低時給 $30
平均時給 $32.92
最高時給 $40

配達員

Uber配達員のアルバイトをする学生のイメージ

配達員とは飲食店で使われる食材、個人の荷物、テイクアウトの料理などを配達する仕事。大きなものを運ぶ場合はトラックや車を運転する必要があり、時給も高めです。

留学生に人気なのはウーバーイーツなどのデリバリーサービスの配達員。簡単に登録できて、経験や英語力も必要とされないことから、手っ取り早くお金を稼げるとされています。

アルバイトではなくあくまでフリーランス契約となるため、移動手段は自分で確保する必要があります。そのため車を持っていない留学生はバイクや自転車を活用していることが多いです。

デメリットとしては、歩合制になるためアルバイト契約より収入が安定しないことと、経験や英語力が身につきづらいため、高時給を目指せるバイトへ移るのが難しいということです。

最低時給 $26.47
平均時給 $29.12
最高時給 $35

コールセンタースタッフ

コールセンターで働くスタッフのイメージ

コールセンターでは電話でのセールスをしたり、顧客の不満を聞いたり、電話を通しての顧客対応をします。英語の練習には確実になる仕事ですし、業務中はずっと話しているので話すことに対する抵抗はなくなるでしょう。

大企業のオフィスで働ける場合もあり、待遇がいいことも多いので、留学生から人気の仕事です。

一方で1日に何回も同じ会話をする必要があったり、顧客からのクレーム対応をすることもあったりと、精神的に疲れやすいことがデメリットです。

最低時給 $25
平均時給 $32.34
最高時給 $45

販売アシスタント

アパレルで働く販売アシスタントのイメージ

販売アシスタントは食料品、洋服、雑貨、日用品などの小売店で顧客対応をしたり、商品の整理を行う仕事です。顧客が困っているときに助けたり、在庫の補充をしたりと、顧客や同僚とのコミニュケーションが必要なため、ある程度の英語力が必要となります。

時給は場所によりますが、大手のショッピングセンターやスーパーマーケットなどは比較的時給が高い傾向があります。特にスーパーマーケットは夜遅くまで開店しているので、学校が終わってから働きたいという留学生が多く働いています。

日系サイトに求人が載っていることが少ないため、現地の英語サイトから探すとたくさんの求人が見つけられるでしょう。

最低時給 $25.95
平均時給 $28.72
最高時給 $38.46

レセプショニスト(受付スタッフ)

来客対応をする受付スタッフのイメージ

レセプショニストとは、お店や施設で来客の対応をしたり案内をする仕事です。その他、場合によっては事務的な業務や秘書的業務を行うこともあります。ウォークインゲストとの会社の最初のやりとりですので、非常にプロフェッショナルな対応を要求されます。服装や言葉遣いもフォーマルにする必要があるため、難易度は高いです。

時給は高く、労働時間が午前9時〜午後5時など安定しているのが魅力です。将来オーストラリアで就職したいという人にとっては、とてもいい経験になるでしょう。

デメリットとしては、日常的な作業が退屈に感じてしまうことや、仕事先によっては多忙であることです。

最低時給 $27
平均時給 $29.75
最高時給 $33.57

オーストラリア留学に関する相談はKOKOSへ

オーストラリア留学中のアルバイトについて、どんな仕事があるのか悩む人は多いですよね。

もし紹介した中でやりたいアルバイトがなかった場合でも大丈夫です。この記事にあるのはたくさんある仕事の一部なので、求人サイトや街中にある求人募集の紙を見れば、興味がわく仕事もあるはず。

さらに希望のバイト先があっても、「どうやったら仕事をゲットできるの?」と迷う人もいるのでは。こちらの記事では現地でのアルバイトの探し方や応募方法について詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

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