オーストラリアで花屋に|フローリストコースに実際に通った学生へのインタビュー

フローラリスト花屋の写真

オーストラリアで専門スキルを身に付けたいと考えている方で、お花やフラワーアレンジメントに興味がある方はいますか?

今回はオーストラリアでフローリストコースを提供している学校と、実際に学んだ学生へのインタビューを紹介します。

目次

フローリストコースとは?

まずフローリストとは花屋でお花を管理・販売したり、花束やリースなど芸術的なアレンジメントを作ったりする職業のこと。フローリストコースではフローリストになるための知識を学び、花や植物の手入れ方法からクライアントへの販売方法、フラワーのデザインやアレンジメントについて学びます。

コース卒業後のキャリア

・花屋販売マネージャー

・イベントフローリスト(ウェディングなどイベントのために働く)

・スタジオフローリスト(大規模な企画やイベントのために働く)

・インハウスフローリスト(企業のために働く)

フローリストコースを提供する学校

 TAFE NSW

コースCertificate III in Floristry
コース期間1年
入学日2月、7月
授業料$12,670 (2023年)
キャンパスRyde(シドニー)
成績条件高校卒業以上
英語条件IELTS overall 5.5または TOEFL (iBT) 46(英語スコアがない場合、TAFE NSW自己入学テスト/語学トレーニングを通じて入学可能)

TAFE NSWは、2017年、2018年、2019年にNSW Flower Growers Group – Floristry School of the Year Award -を受賞した実績があります。講師は業界のエキスパートで、最新の技術やトレンドを学べるのが魅力です。

コースはフローリストになるためのスキルを得ることを目標としており、学生は創造力を養い、自らフラワーアレンジメントをデザインできるようになります。

さらにクライアントへの販売方法や見積もりの作成など、店を運営する上で欠かせない知識も得ることも可能です。

homesglen(TAFE)

コースCertificate III in Floristry
コース期間1年
入学日2月、7月
授業料$14,300/年 (2023年基準)
キャンパスGlen Waverley(メルボルン )
成績条件高校卒業以上
英語条件IELTS overall 5.5または同等の英語試験

このコースではフラワーデザインのあらゆる分野を学びますが、特にデザインにフォーカスしており、アレンジメントはもちろん、デッサンやディスプレイ、イベントデザインなどクリエイティブなスキルが学べます。

花に関するコンペティションへの参加も奨励されており、メルボルン国際フラワー&ガーデンショーへのホームズグレンからの出展作品の制作に携わることも可能です。

コース修了時には、全米フローリスト能力基準に準拠したフローリストの資格を取得することができます。

TAFE NSWでフローリストコースに通った学生へのインタビュー

※学校卒業後、オーストラリアで働くには就労可能なビザが必要となります。永住権や就労ビザにつきましては、移民エージェントに相談することをおすすめします。

Q オーストラリアでのフローリスト留学を決めた理由は何ですか?

英語にプラスして専門技術を身に付けたかったことと、元々お花に興味があったことです。

オーストラリアに来たのは20代後半で、海外生活をしてみたいという想いから、当時働いていた会社を辞めて渡航しました。

当初は語学学校に1年通うという計画でしたが、時間は思ったよりも早く過ぎてしまい、もう少し長く滞在したいという気持ちが強くなりました。そこで自分だけのスキルを身につけられるコースに通おうと考え、元々好きだった花について学ぶことを決めました。

Q どうしてTAFE NSWを選んだのですか?

TAFEはオーストラリア政府が運営している学校であるため安心感がありました。

また私が通ったCertificate III コースは期間が1年で、時間や費用的にちょうど良かったというのもあります。

また授業が週2回とそこまで多くなかったので、アルバイトと並行してできることも決め手となりました。

Q フローリストコースでは具体的にどんなことを学びますか?

授業は確立されたカリキュラムの元で行われます。先生によるデモンストレーションを見て、毎週新しいデザインの作品を自分で作り、それが評価されるという形です。

授業数は少なくても課題の量が多く、仕事と並行して行うのは簡単ではありませんでした。フローリストコースというと、お花に癒されながらゆったりと授業を受けるというイメージがあるかもしれませんが、実際に通ってみると意外に大変だと分かります。

しかし一生懸命やっただけ評価してもらえるので、とてもやりがいがありました。またカリキュラムにはポートフォリオの作成が組み込まれています。すべての授業を終え、自分の頑張りをポートフォリオとして形で見せられるのが嬉しかったです。

Q 留学生と現地の学生の割合はどれくらいでしたか?

留学生の数はとても少なく、私が当時通っていたキャンパスにいたのは私とカナダ人2人のみでした。留学生の数が少ないといっても多民族国家なので、オーストラリア人の学生には様々なバックグラウンドを持つ人がいます。

キャンパスで一緒に過ごす中で様々な人と友達になることができ、学校生活で助けられることも多かったです。友達がいたから学校生活を無事に終えられたのだと思います。

Q どれくらいの英語力があれば授業についていけますか?

私は語学学校のコースを卒業したので、英語試験を受けずに入学することができましたが、入学条件の英語力程度はあったと思います。

授業は目で見て学ぶ実習の割合が多いため、英語でそこまで困ることはありませんでした。しかし成績評価ではロールプレイをしたり、課題としてレポートを出すことがあり、ある程度の英語力は必要となります。そのため、そこをクリアできれば問題ないと思います。

Q 思い出に残るエピソードなどはありますか?

一番記憶に残っているのは、イースターショーで自分の作品を展示したことです。

イースターショーはオーストラリアで毎年開催される最大級の祭りで、フローリストとして祭りに参加できるのはとても楽しかったです。

朝早くに到着して準備しなければいけなかったので、前日は会場の近くに住む友達の家で寝たのですが、あまりにワクワクしてよく眠れませんでした。

夜が明け、すぐにクラスの友達と作品作りに取り掛かり、朝日を浴びながら完成したときはやり切った気持ちになりました。

Q 現在は現地でフローリストとして働いているようですが、仕事はどうですか?

やはり体を使う仕事なので、体力が必要です。特に手を使う作業が多いので、手が疲れて痛むこともあります。それでも好きでやっていることなので、大変な作業でもやり切ることが出来ます。

一番楽しいのは花をデザインすることで、時間を忘れて没頭してしまうこともよくあります。オーストラリア人は大胆でビビットな色やデザインのお花を好む傾向にあるようです。そのようなスタイルの違いを知り、求められる形にするようにしています。

Q TAFEで学んだことは仕事に役立っていますか?

役立っていると思います。実際に仕事をしてみると多くの技術が必要となり、思ったよりも難しいです。しかし現場で仕事をしながらコースで学んだことを思い出すこともあり、仕事をすることでより深く学んでいる気がします。

Q オーストラリアでフローリストとして働くには資格が必要ですか?

資格がなければ働けないという訳ではありませんが、資格があれば仕事が見つけやすくなると思います。

実際に、現在一緒に働くスタッフにはフローリストコースを卒業した人も多くいます。フローリストコースに通っている間もアルバイトとして働けるので、学生の間に経験を積むのもおすすめです。

Q フローリストコースに入ろうか悩んでいる方にアドバイスをお願いします。

お花が心から好きなら、ぜひ学んでみてください。

私はお花が好きだからこそ打ち込めたし、1年という期間もとても短く感じられました。そして今は資格を取得し、オーストラリアで自分の好きな仕事ができているので、フローリストコースに通ってよかったと思っています。

しかし現地の学生と学ぶTAFEのコースはそう簡単ではないので、コースに興味がない方や学生ビザ目的の方にはおすすめできないかもしれません。

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今回の記事を読んでフローリストコースに興味を持った方やオーストラリア留学にご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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