調理師の労働条件(オーストラリア編)

日本では調理師という職業に対してあまり良いイメージを持たれている方が少ないかもしれません。その理由としましては、
- 給与が少ない!
- 労働時間が長い!
- なかなかメイン料理を作らせてもらえない!
- 職人の人がとても厳しい!
というようなイメージを持たれている方もいらっしゃると思います。 ただ、オーストラリアでは調理師免許取得=シェフとしてメインに近い料理をすぐに作らせてもらえますし、いきなり戦力として認められます。 そのため、料理の上達も早く、5年近く働けばかなりベテランの域に入っていきます。
また、給与は日本とは比べ物にならないような金額貰っています。勿論、オーストラリアの人件費は以上に高いことで有名ですので納得できますが、それでもお一人で暮らしていくには十分すぎるお金を受け取っている方が多いですね、 そこで、以下にはオーストラリアでの調理師の待遇等をご紹介させて頂きます。 そうすればシェフや調理師に対してのイメージが変わるかもしれません!
オーストラリアで調理師を目指す為の方法と学校

世界3大料理学校に選ばれた、ル・コルドン・ブルーや5つ星での有給研修があるWilliam Blueなど、こちらのページに詳しく記載致しました、是非一度ご覧ください!
調理師の給与比較!オーストラリアvs日本
日本
男性:平均年収約300万円⇒オーストラリアドル大体A$33,000
女性:平均年収約230万円⇒オーストラリアドル大体A$25,000
(平成25年度厚生労働省:産業別賃金参照、飲食業/飲食サービス業)
オーストラリア
一般調理師年収:A$50,316⇒日本円約470万円
http://www.payscale.com/research/AU/Job=Cook,_Restaurant/Salary
料理長レベル年収:A$73,878⇒日本円約680万円
http://www.payscale.com/research/AU/Job=Executive_Chef/Salary
調理師の労働環境(オーストラリアvs日本)
オーストラリアと日本の調理師の労働環境として結構共通している部分としては、一般企業とは違い、土日が休みという所はあまりなく、小規模で多忙な所であれば週に一度というケースも少なくないという所はあります。
しっかりとシフトが整っているところであれば週に2回の休みとボーナス一ヶ月分×二回が年に支払われていますが、レストランによっては一日八時間以上労働する所も少なくなく、仕込みや片付けの時間を入れると朝から夜まで働く、もしくは昼休みが3時間あり、拘束時間が異常に長い、という所も珍しくありません。 このようなイメージのある調理師のポジションですが、このような労働環境はアジアの方が経営しているレストランの多くあるケースだと言われています。

母国でのビジネススタイルをそのままオーストラリアにて行っているレストランも少なくないというのがその理由になります。そのため、オーストラリアでもレストランによっては、1日の拘束時間が10時間前+週休1日というようなところも存在します。これは調理師が少ないという事も理由になっていますが、日本と同じような労働環境だと思って頂いて結構です。
しかし、実はオーストラリア人が経営するローカルのレストランは全く待遇が違うのです。オーストラリアの人件費はとても高いことで有名ですが、レストランでもその条件は同じで給与(人件費)はとても高く設定されているところも少なくありません。また、労働時間も1日7-8時間と労働基準法に基づいて経営しています。福利厚生もしっかりしており、日本の方がイメージされている調理師のイメージとは全く違うものがそこにはあるのです!!!
ただ、皆さんはこのようなローカルのレストランに就職することは難しいとお考えではないでしょうか?答えは「No」です。
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実はローカルのレストランでもポジションは多くあります!
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日本人の調理師のイメージはとても良く、日本人を積極的に欲しがるケースも多い
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オーストラリア大学.comはローカルのレストランと多くのコネクションを持っているため、 弊社経由にてお仕事のご紹介も可能のです。詳しくはこちらのローカルジョブサポートをご確認ください。
このように実はあまりイメージの良くない調理師のお仕事かもしれませんが、レストランやポジション次第ではしっかりとした環境で働く事が出来る可能性は十分にあります。 しっかりとした技術を身に着け、しっかりとした環境で働き、オーストラリアンライフを満喫することは決して不可能ではありません。
良い職場を目指すには英語力が武器!!

皆さんせっかく調理師になるのであれば、出来るだけ良い環境の職場で働かれたいというのは当然の事かと思います。ただ、やはり英語圏で働く事になるので出来るだけ高い英語力を持たれていた方が断然に有利になることを忘れないでください!上記でお話ししましたように調理師の需要はとても高いため、正直免許を取得されれば仕事場はすぐに見つかると言っても過言ではないでしょう(就労可能なビザをおもちであれば)。
ただし、ローカルやより待遇の良い環境で働かれたい場合に差別化になってきているのが英語力なのです。ではどのくらいの英語力も持っているといいのでしょうか? まずはビジネスビザをスポンサーしてもらうために必要はIELTS5以上(各セクション4.5以上)の英語条件は絶対に身につけられた方が良いかと思います。この英語力は長期滞在に必要な最低限の英語力になってきますので。
でも、一番必要なのはスピーキング力とリスニング力なのでここは勉強にときに意識して勉強したいですね。 更に、IELTS全セクション6以上あれば完璧です!このスコアはRSMSという地方限定の永住ビザを直接取得できる英語条件となっていますので、ビジネスビザでも永住ビザでもかかってこい!という英語力になりますので安心です!
調理師を目指して日本、フィリピンやオーストラリアで英語を勉強されている学生も多いですが、是非IELTS5をまずはひとつの壁として目標にされるといいかと思います。その後、6というスコアを常に念頭に入れておいた方が良いでしょう!
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