オーストラリアの大学院留学について

日本の大学院では、リサーチワークが中心となりますが、オーストラリア含め欧米の大学院は、コースワークかリサーチワークを最初に選択することになります(ちなみに留学生のほとんどの方はコースワークに進みます)。更に、コースワークとリサーチワーク混合型といった形態もあります。
リサーチコースは、何かしらの研究のバックグラウンドをお持ちの方が対象となり、その他、修士号前の学位のGraduate CertificateやGraduate Diploma、PhD(博士過程)ももちろん開講されています。
オーストラリアの大学院留学の基礎情報はこちらに詳しく記載しました、是非参考になさってください。
オーストラリアの大学院に行くメリット
オーストラリアでの大学院を選択する場合、イギリスの大学院や、アメリカの大学院も候補に上がってくると思います。ここではそれらの大学と比較してオーストラリアの大学院のメリットを挙げてみましょう。
就職しやすくなる
オーストラリアはアメリカやアジア諸国になどに比べると学歴社会ではないですが、更に上位の学位を手に入れることでオーストラリアはもちろんのこと、他の国でも良い仕事に就くチャンスを得ることが出来ます(その分期待値も上がりますが)。

学生ビザで働ける
何と言っても第1のメリットは、学生ビザで働ける事です。大学院の学費はどこの国も決して安くはありません。オーストラリアでは学生ビザで週20時間まで働くことが許されています。イギリスも同条件ですが、イギリスではオーストラリアに比べると日本人向けの仕事も少なく、また欧州各国から英語が堪能な学生が競い合っている為、アルバイトなどの競争も激しく仕事を探すのは難しいかもしれません。
そしてアメリカでは学生ビザで働くことが禁止されています。この点は学費の補填、英語の経験値を獲得できるという意味でも、オーストラリアの大学院に行く重要なメリットの一つです。

卒業生ビザで働ける
これもオーストラリアの大学院に行く大きな大きなメリットの一つです。オーストラリアの卒業生の場合、Graduate Work streamと、Post-Study Work streamという2種類のビザがあり。前者は職業リスト関連コースを2年以上修了する必要すると取得出来、18ヶ月働くことが可能です。
後者は就学する分野に関係なく、Bachelor(学士)以上のDegree(学位)が取得可能なコースを修了していることが必要条件です。最高で4年、最低でも2年働くことが可能です。詳しくはこちらをご確認ください。
それに比べアメリカの場合、卒業時にOPT(オプショナル プラクティカル トレーニング、米国内の企業で就労することが認められる制度)に繋がるプログラムに参加する事が可能です。OPTは在籍中も卒業後もでき、フルタイムもパートタイムも許可されています。OPTのために就職の内定は必要はありませんが、しかし専攻に直接関係した仕事でなければなりません。
その為、アメリカの大学を卒業後オーストラリアに仕事を求めてくるなんて方もいたりします。またイギリスの場合は、オーストラリアに卒業生ビザに相当する、Tier 2 ビザを取得する事になりますが、特定の雇用主でかつ最低賃金の規定を満たす仕事でなければならず、これもオーストラリアの卒業生ビザとくらべると少し困難かもしれません。
永住権のポイントが増える
永住権のポイントってなんだ?という方は、まずこちらをご覧ください。つまり大学院に行くと学歴点がもらえます。
安全・安心
オーストラリアは世界でも有数の安全な国です。イギリスの経済専門誌『工コノミスト」による安全な都市トップ50には、5位にシド二ー、10位にメルボルンがランクインしています。逆にアメリカやイギリスは現在テロが頻繁に起きていますし、オーストラリアと比べて治安がいいとは言えないでしょう。
またコロナウイルス対策でも、オーストラリアは世界トップレベルの対応を見せています。迅速な対応により、ウイルスの脅威を最小限に抑えることに成功しており、世界中から高い評価を受けていますね。

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