作業療法士(Occupational Therapist)– オーストラリア留学 –

オーストラリア作業療法士

作業とは何でしょうか?仕事だけではありません。仕事も含まれますが、人々が日常生活における様々な活動、つまり趣味、日課、休息といったことが作業と定義付けられています。そして、事故や病気、高齢などの理由で一般の作業が出来なくなった方や、身体障害者を対象としたリハビリ医療を作業療法と呼びます。

作業療法は、身体的または精神的な理由で故障されている方を対象に治療およリハビリを行って、患者が日常生活が送れるように支援し、積極的に社会復帰の手伝いをする作業セラピストを育成する学問です。

作業療法は理学療法と同様に、リハビリを行っており多くの場面でどちらものの知識が必要とされえるので区別が難しいところですが。簡単に言えば理学療法は、身体的な障害をサポートしていく一方、作業療法は身体的治療に加えて精神的な治療まで並行していくことが多々あります。

理学療法との違い

理学療法とも似ているとされていますが、理学療法がより体の根幹部分の治療に着目しているのに対し、作業療法は、作業能力、つまり応用動作能力と社会的適応能力を回復させることを目的としています。基本項目は理学療法士と同じことを学ぶ科目もありますが、その専門科目は大きく異なると言うことです。

リハビリの流れとしては、理学療法によって関節や筋肉の治療を行い、回復した後が作業療法の出番といえるでしょう(もちろん、それぞれ単独で治療が行われ、完結することも多々あります)。

扱う体の部位でいえば、語弊があるかもしれませんが、幹を扱うダイナミックな理学療法、細かく枝葉を整える作業療法、と例えられるかと思います。もちろんどちらもリハビリ作業、医療において大事な行為であることは間違いありません。

作業療法士(OT)と理学療法士(PT)

作業療法士はOccupational Therapist(オキュペイショナルセラピスト)と略され、理学療法士はPhysical Therapist(フィジカルセラピスト)と略されます。

オーストラリアで作業療法士になるには?

オーストラリアで作業療法士として働くにはOccupational Therapy Council (OTC) で登録をする必要があります。

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