歯科衛生士– オーストラリア留学 –

オーストラリア歯科助手

 歯科衛生技師(Dental Hygienist)は、歯の病気と予防をする仕事です。通常、歯科医師を補助する仕事で、口腔の健康と予防に関連する相談やフッ素治療やスケーリングを担当する職業ですね。歯科衛生士はまた、患者を教育し、歯磨き技法および一般的な口腔衛生と同様にフロッシングなどの予防的ケアについて助言することも業務の一つです。

オーストラリアでは歯科衛生士の役割は多く歯科医師とほぼ同じ水準の役割だと考えていただいても構いません。希少性が高い職業として引退をする時期が他の職業に比べて遅いです(55歳-67歳までの勤務確率27 %)。

歯科衛生士の給料とキャリアの見通し

オーストラリア歯科衛生士は2019年までに急な上昇はなくても、緩やかに雇用が増大すると予想される仕事です。後大きく発展が期待されている職業ではありませんが、比較的就職が安定して可能な職業であることは間違いありません。

平均週給も歯科衛生士の場合、週AUD 1,434でかなり条件や待遇が良いです。

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歯科衛生士の仕事 毎日の業務

認定歯科医の監督下で働く歯科衛生士は、様々な年齢の患者に対応します。歯科疾患の予防を目的とした特定の手順を患者に教えたり、また口腔衛生と栄養について患者を教育し、助言し術後に歯を守る方法も教えます。また歯の汚れを取り除き、フッ化物の治療と歯の修復を仕上げたりもします。

歯科衛生士 永住権について

2015年7月1日に発表されたSOLにはDentist(歯科医師)、Dental Specialists(歯科矯正専門の)はリストから消えましたが、Dental Hygienist(歯科衛生社)、Dental Technician(技工士)は、まだリストに残っています。

*追記 2017年現在、現在歯科衛生士は永住権を獲得できる職業リストにはなくなってしまいました。詳しくはこちらをご確認ください。

オーストラリアで歯科衛生士を目指す

・2年以上のフルタイムプログラム卒業資格を有する方
・日本で歯科衛生士免許を取得し、その資格を保持している方
・卒業後、資格を保持し続けている方

オーストラリアで歯科衛生士を目指すための流れ

1. Initial Assessment of Professional Qualifications
(適性審査)

学歴、免許や登録の詳細、歯科衛生士としてのこれまでの臨床経験などの書類審査を受けます。これは英語力試験(OET/IELTS)に合格する前でも申請可能です。

2. 英語力証明 (OET, IELTS, PTE またはTOEFL)

筆記試験を受けるために必要な英語力のスコアをいずれかの方法で提出しなければなりません。

・OETの4科目すべてにおいてBもしくはA以上のスコアがあること
・IELTSアカデミックモジュールの4科目すべてにおいて7.0以上のスコアがあること。

3. Written Examination(筆記試験)

申請者の知識と判断力を審査するための試験です。2日間のテストであり、マークシート方式などの多肢選択法を使用した質問形式です。英語力証明は必要ないのでIELTSなど各英語力証明試験において、スコアが足りていないとしても受験することが可能です。

4. Practical Examination(実技試験)

Written Examination(筆記試験)に合格し、有効な英語力証明スコアをもつ申請者のみ受験することができます。2-3日に渡って試験が行われます。

5. オーストラリアの歯科医師会に登録

いずれにせよ、オーストラリアで歯科衛生士として働くためには、英語力や様々なテストに合格しなければなりません。よくあるケースとしてはワーキングホリデーのビザを取得してオーストラリアの歯科のデンタルアシスタントとして雇用してもらうステップを踏む方が多いです。

歯科衛生学が学べる学校

オーストラリアで歯科衛生学科(Oral Health)は一般的に3年のコースで構成されています。