オーストラリアの国境が開くまで!
現在世界中で感染が拡大しているコロナウイルスデルタ株がオーストラリアでも猛威を振るっており、これに対してオーストラリアでは最近首相スコットモリソンにて開国に向けたA~Dまでの4段階のプランが発表されました。まずはオーストラリア国内のワクチン接種率が70%~80%程度になった時点で様々な規制が緩和される予定となっています。 以下に開国プラン内各段階の詳細をお伝えします。
A 段階:ワクチン接種、準備、計画 (現段階)
Phase A: Vaccinate, Prepare and Pilot (Current Phase)
こちらが現段階となっており、ワクチン接種を進めながら必要であればロックダウンを実行してウイルスの感染を最小限に抑えます。
<目標>
- ● ワクチン接種率の増加、国内のワクチン接種プランの実施
- ● 国境を閉鎖しコロナウイルスの侵入を防ぐ
- ● ウイルス感染が発生した際の厳重なロックダウンの実施
- ● 新たな隔離システムの試験的なトライアル、ホテル隔離システムの再度見直し
- ● 国内フライトの乗客を50%カットなど
B 段階 : トランジション(推移)
Phase B: Vaccination Transition Phase
ワクチン接種率が70%に到達した時点でこちらのB段階へと移ります。ワクチン接種を推進しながら、すでに接種済みの住民への規制緩和、優遇措置が設けられます。これに加えて学生ビザを保有する留学生も、隔離施設等の状況次第で入国が可能となりますね。
<目標>
- ● 継続してワクチン接種率の増加
- ● ワクチン接種済みの住民への規制緩和
- ● 全体的な低レベルな規制の実効と共に効果的ななウイルス追跡の実行
- ● ロックダウンが実行される可能性は低いが必要であれば有
- ● ワクチン接種済みの住民を対象とした国内旅行者数の増加
- ● ワクチン接種済みのオーストラリア国民にはホテル隔離の軽減
- ● 人数制限を設けた学生ビザ、労働者ビザ、慈善ビザ保有者のオーストラリア入国の認可

C 段階 : 統合
Phase C: Vaccination Consolidation Phase
ワクチン接種率80%以上でこちらのC段階へと進みます。ワクチン接種をすでに終えたオーストラリア国民の出入国が可能となります。学生ビザを保有する留学生も人数制限は有るもののさらに多くの方の渡航が可能になり、オーストラリアと日本間での合意が得られればTravel Bubbleが導入され観光ビザでも入国が出来る可能性が有ります。
<目標>
- ● 高いワクチン接種率の継続
- ● 基礎的な規制のみ実施
- ● 必要であれば一部の部分的なロックダウンのみ実施
- ● ロックダウンが実行される可能性は低いが必要であれば有
- ● ワクチン接種済みの住民の国内外への旅行の認可
- ● 人数制限は有るもののより多くの学生ビザ、労働者ビザ、慈善ビザ保有者のオーストラリア入国の認可
D 段階 : 最終段階
Phase D: Final Post-Vaccination Phase
コロナの影響が収まり、必要最小限の対策がなされます。以前の生活と同等の状況にもどります。
<目標>
- ● 国境の再開
- ● 隔離はリスクの高い旅行者のみに適応
- ● ロックダウンが実行される可能性は低いが必要な状況下に陥れば行う
- ● 必要であればワクチンブースター接種の推奨

オーストラリアのワクチン接種に関する情報
以下が2021年9月26日までのオーストラリア国内のワクチン接種に関する情報になります。
ワクチン1回目接種済み – 75.8%
ワクチン2回接種済み – 51.5%
(画像をクリックして頂くとオーストラリア政府のサイトにて最新の情報をご確認頂く事が出来ます。)
今後の留学について、またコロナウイルスに関する情報やオーストラリア国内の状況についてご質問がお有の際は、お気軽にメール又はラインにてお問い合わせください。