オーストラリアで正看護師資格を取得するための方法!英語条件やおすすめ大学も

微笑む看護師
目次

オーストラリアの看護師資格の種類

オーストラリアの看護師の分類は、役割や専門性に基づいて複数のカテゴリに分けられています。

正看護師(Registered Nurse/RN
RNは、一般的な看護ケアを提供し、患者の評価、医療計画の作成、処置の実施、健康教育などを行います。

准看護師(Enrolled Nurse/EN)
RNよりも狭い範囲の看護ケアを担当します。RNの監督の下で働く必要があります。

看護助手・介護士(Assistant in Nursing/AIN)
ナースという名前がついていますが、業務内容は介護士に近いです。健康チェックや日常生活のサポートが主な仕事で、病院だけでなく高齢者施設や介護施設で働くこともあります。

オーストラリアで正看護師になるのは難しい?

看護学の学士(大卒)が必須

オーストラリアで正看護師になるには看護学の学士を持っていることが必須条件です。

しかし日本で看護師としての実務経験があり、英語力も満たしている場合は学士がなくてもオーストラリアの正看護資格を取得できる場合があります。

看護コース入学には高い英語力が必要

看護師を目指す際、多くの方が直面するのが英語力の壁です。

オーストラリアの大学の看護学コースの入学条件はIELTS 7.0(各バンド 7.0)以上となっており、他の学部よりも高く設定されています。

通常は語学学校の進学英語コースを卒業することで英語条件がクリアされることがありますが、看護学コースの場合はそのようなダイレクトエントリーは認められません。

オーストラリアの大学に進学せずにオーストラリアの正看護師になる方法もありますが、そこでも条件としてIELTS 7.0以上があるので、高い英語力は必須となります。

IELTSの他に比較的新しい英語試験であるPTE、医療分野の英語力に特化したOETなども証明として使うことができます。

英語テストスコア
IELTS7.0以上
PTE350点以上
OET65以上

オーストラリアで看護師になる方法

オーストラリアで看護師になる方法はいくつかあります。

どの方法で目指すかは今までの学歴、看護資格の有無、英語力によって異なりますので、以下のパターン別に確認していただければと思います。

どの方法でもかなり高い英語力が必要となりますので、現在足りていないという方は独学で英語試験対策をするか、語学学校に通うという選択肢があります。

1.日本の大学の看護学部を卒業し、日本の正看護資格を持っている

この場合は、現地の大学に進学せずともオーストラリアでの正看護資格を取得できる可能性があります。

そのためにはまず、追加で以下の条件をクリアする必要があります。

・IELTS 7.0(各バンド 7.0)以上、またはOET B以上
・日本での看護師としての経験が過去5年間の間で3ヶ月以上ある

この条件をクリアしていない場合は、まずこの条件をクリアするところから始める必要があります。英語力が足りていない場合は目標のスコア取得まで数ヶ月以上かかる場合もあるので、前もって計画を立てましょう。

条件をクリアしている場合は、以下のステップに従います。

  1. AHRPAに日本での正看護資格、看護師としての就労経験、英語スコアなどの証明書類を提出
    ※AHRPA(Australian Health Practitioner Regulation Agency)とは、オーストラリアの医療従事者登録・審査機関
  2. 2段階査定方式のテストに合格
    Multiple-choice questionの知識テスト、Objective structured clinical examと呼ばれる実技テストの2つを受ける
  3. AHRPAが提供するオリエンテーションに参加する
  4. オーストラリアの正看護師として登録される

まず、AHRPAに日本での正看護資格、看護師としての就労経験、IELTS 7.0(各バンド 7.0以上)などを証明する書類を提出します。
※AHRPA(Australian Health Practitioner Regulation Agency)とは、オーストラリアの医療従事者登録・審査機関

書類の申請が認められたら、次に知識テストと実技テストの2段階査定を受けます。

その2つに合格したらAHRPAが提供するオリエンテーションプログラムに参加し、オーストラリアの正看護師として登録されるという流れです。

2.日本の短大や専門学校で看護学部を卒業し、日本の正看護師資格を持っている

この場合は、オーストラリアの大学で看護学の学士号を取得する必要があります。

日本での正看護師資格があれば、大学で提供している1-2年間の看護学コンバージョンコースを卒業することで、オーストラリアでの正看護師として登録されます。

通常の看護学の学士コースは3年間なので、それよりも短い期間でオーストラリアの看護師になることができ、費用も抑えられるというメリットがあります。

しかし日本の正看護資格を持っていても、学校を卒業してから長期経過している場合、通常の3年の看護学学士コースを卒業しなければいけないこともあるので注意が必要です。

3.日本の大学で看護学科以外を卒業

日本の大学で看護学以外の学士を取得した場合は、オーストラリアの大学で看護学の学士号を取得する必要があります。

しかし日本の大学を卒業していれば単位認定される可能性が高く、認定された場合の看護学の学士コースの期間は2年程度となります。

一部の大学では取得した学士が看護以外でも、大学院の修士コースに入れることがあります。

学士コースや修士コースを卒業すると、正看護師として登録されます。

4.日本の高校を卒業

この場合はオーストラリアの大学で看護学の学士号を1から取得する必要があります。

大学の看護学の学士コースは3年間ですが、日本の高校から入学する場合はファウンデーションコースという大学準備コースか、Diplomaという準学士コースを経由する必要があります。

ファウンデーションコースを経由する場合は、期間がさらに1年ほど伸びることになります。

大学の学士コースを卒業すると、正看護師として登録されます。

オーストラリアで看護学が学べるおすすめの大学

シドニー工科大学

西シドニー大学

オーストラリアンカソリック大学

ロイヤルメルボルン工科大学

ラトローブ大学

クイーンズランド工科大学

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